職員の私的情報の漏えいを巡り、兵庫県の斎藤知事の給与を減額する条例案が再び継続審議となる見通しです。
一方その斎藤知事は、万博をきっかけに兵庫県を訪問してもらおうという取り組み「フィールドパビリオン」で、豊岡市でそば打ちを体験しました。
■知事の疑惑告発・元県民局長の「私的情報漏えい」巡る知事の給与減額条例案は…
きょう=30日の兵庫県議会で、自民・維新など主要4会派は斎藤知事の給与を減額する条例案について「継続審議」とすることを主張しました。
条例案は斎藤知事の疑惑を告発した、元県民局長の私的情報を当時の総務部長が漏えいした問題を受け、知事が管理責任を取る形で6月に提出していました。
しかしこの問題を調査した第三者委員会が「漏えいは知事らの指示だった可能性が高い」とも指摘していたことなどから、これまで採決が見送られてきました。
【自民党県議団・浜田知昭県議】「(漏えいに)知事の指示があったのかなかったのか、事実関係がはっきりしておりません」
4会派は減給処分による早期の幕引きを警戒し、条例案は今議会でも再び継続審議となる見通しです。
■知事は30日「フィールドパビリオン」で行われている「出石そば」のそば打ち体験
一方、斎藤知事は豊岡市を訪れ、名物「出石そば」のそば打ちを体験。
大阪・関西万博を契機に兵庫県を訪れてもらう「フィールドパビリオン」の一環で行われています。
【兵庫県斉藤元彦知事】「おいしいですね。我ながら」
この取り組みは万博の閉幕後も継続するということです。
(関西テレビ「newsランナー」2025年9月30日放送)