万博「静けさの森」水たまりから基準値約20倍のレジオネラ属菌 感染すると肺炎発症も 「ウォータープラザ」でも検出し「水上ショー」中止 2025年06月06日
大阪・関西万博の「静けさの森」の水たまりから、基準値のおよそ20倍のレジオネラ属菌が検出されたことが明らかになりました。
【秦令欧奈アナウンサー】「排水溝のところどころコーンが立っていまして、奥のコーンにはメンテナンス中と書かれたプレートもあります」
基準値のおよそ20倍の「レジオネラ属菌」が検出された「静けさの森」の水たまりは、普段、子どもたちが水に触れて遊べる場所ですが、現在は水が抜かれています。
【大阪府 吉村洋文知事】「保健所の指導を受けながら対策をとっていくことが重要だと思います」
「レジオネラ属菌」は、水辺などに生息する細菌で、感染すると肺炎などを発症することもあります。
博覧会協会は基準値を超えた原因について特定できていないとしています。
博覧会協会は検出された翌日の夜になってから水を抜いて利用を禁止に。
判明後、すぐに対策をとらなかったことについて、
【博覧会協会】「(保健所から)そこまでの使用禁止の助言までは、すぐに使用禁止という助言はいただいてなかった」と釈明しました。
基準値を超えた理由は不明だが、今後、水質改善をはかるとしています。
一方「ウォータープラザ」からも4日、基準値の最大20倍の「レジオネラ属菌」が検出され、水上ショーが中止となっています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年6月5日放送)