関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」名物の緊急 100 人アンケートを行いました。
街の人に聞きました。「小泉進次郎農水大臣に期待する?しない?」
■「期待する」が7割超え! 2週間前の「政府のコメ対策」との大逆転現象
100 人アンケートの結果は、こうなりました。
週末、大阪市内で100人に聞いたところ、「期待する」が73人、「期待しない」が27人。かなり「期待する」が上回りました。
実は2週間前に「政府のコメ対策に期待する?」かどうかについてのアンケートをとったときは、「期待しない」が74人、「期待する」は19人でした。逆転現象が起きています。
(※5月23日、25日大阪市内で実施。回答は10~80代)
街の人からの「声」は…。
・期待する
【60代・主婦】「コメの値段を2000円台にすると言ったところに自信を感じる」
【60代・設計業】「若い時に、農林部会長を経験していて、農業への関心が高いのでは」
【80代・年金暮らし】「古い人は長いものに巻かれる。若い人が引っ張っていくべき」
【20代・会社員】「江藤前農水相の炎上を見て、『自分はこうならないぞ』と頑張ってくれそう」
・期待しない
【40代・スーパー勤務】「現時点でコメの値段や物価は上昇している。誰が大臣になっても同じ」
【20代・会社員】「的を得たことを言わない印象。“進次郎構文”がおもちゃにされている」
■「世論と向き合う姿勢」 鈴木氏が明かす小泉農水大臣の素顔
【青木源太キャスター】「小泉進次郎議員、大臣の事も何度も取材されてると思います。ずばりどんな人物でしょう?」
【ジャーナリスト 鈴木哲夫氏】「僕は彼が立候補する前に出会ってるんですよね。そっからの取材だから、17、8年になるんですかね。はっきり言って、去年の総裁選で、実はがたっと評判、人気が落ちたんですよね。(世間の人気が?)そうです。総裁が去年もしかしたら、『小泉さんトップだ』って言われたのが、どんどんどんどん落ちていった。それは街角のインタビューでもあったけれども、“小泉構文”。過去の彼のセリフとか、なんか『セクシーな』って言ってみたりで、『なんかこの人分かってんの?』と、一気に人気が落ちたわけですよ。あれは多分、小泉さんにとっては、ものすごく僕はいい経験になったと思ってて。
逆境は、もう跳ね返す“ばね”になりますからね。そういうところに、このコメがきた。僕が進次郎さんですごく覚えてるのは、当選してすぐの時に自分は“ぶら下がり取材”要するに記者が囲むでしょ。『ぶら下がり取材は、全部受けます』。大体まずいことになると政治家って、避けるじゃない?『私は全部受ける』と。『それは自分を鍛える意味で、とにかく記者のきつい質問を答えていきたい』って言った。あれ以来、多分、彼がぶら下がり拒否したことないんですよ。だからさっきの映像でもそうだけど、農家の方が視察してる時に厳しいことを言ったけど、普通ならあれそっぽ向いたり、無視するんだけど、それは結局、厳しい質問をするのは世論なんですよね。
だから小泉進次郎が石破さんと似てるところは、世論に支えられてきてる。だから今、世論は最大の期待をしてる。それに応えられたら、進次郎さんの将来の総理候補みたいなのもなる。答えられなかったら、あの数字(アンケートの結果)は、まるで逆転します」
■父・純一郎元総理ほど「強さはない」 「政治家らしく振る舞えている」
【青木源太キャスター】「世論を背負ってという点では、お父さんの小泉純一郎元総理と比べていかがですか?」
【鈴木哲夫氏】「お父さんは世論というよりも、やりたいことをやる人でしたから、それよりは少しやっぱりお父さんほど強さはないかなって僕は」
【青木源太キャスター】「政治家としてのタイプが違うんですか?」
【鈴木哲夫氏】「だけど『父に学んでる』って、ずっと言ってましたね。だからまさに今回の進次郎さんの今の行動は、小泉純一郎ちょっと思い出さないですか?当選してからずいぶん経つけど、やっと小泉進次郎って政治家らしく今回振る舞えてるかな」
【青木源太キャスター】「構図としてはちょっと似てますよね。小泉純一郎元総理は郵政解散。郵政に対して、ずっと改革するんだという強い意志をずっと燃やしていて、今回、農政という“古くからのものに立ち向かう”というような構図が、ちょっと似てますよね」
■山岸弁護士「言葉より結果で判断を」改革実行への期待
番組コメンテーターの山岸久朗弁護士は、小泉農水大臣の改革実行に大きな期待を寄せます。
【山岸久朗弁護士】「弁護士をしていて、すごく思うんですけど。やっぱ人間ってね、言うてることで判断しちゃダメだと思うんですよ。やったこと、結果でしか判断できないと思うから、ぜひやってほしいですね」
【青木源太キャスター】「その期待値が高いのは、やりやすさでもあるわけじゃないですか」
【山岸久朗弁護士】「世論と言う大きな見方を得てますからね。やるんだったらやってほしいですね」
■農政改革の先に見える「ポスト石破」 総理への布石を探る
【鈴木哲夫氏】「それでもう1つだけ短く言うと、農政改革を前にやろうとした時、色々あるんだけど、僕は評価してるのはね、彼は東日本大震災と10年間ずっと向き合ってきたんですよ。これみんな知らないところで、どれだけ通ってやってきたかっていうね。だからそういうある意味、芯の強さというかね、意志の強さというのは持ってるので、でもとにかく今回、これやりきれなかったアウトですよね」
【青木源太キャスター】「でも“やりきったら”、ポスト石破の道も見えてくる?先ほどありましたけど、目の前のコメ価格に関しては、恐らくできるだろうという哲夫さんの見方がありましたけれども、中長期的なプランが問われますよね」
【鈴木哲夫氏】「その通りです。ここが本当の勝負になってくるでしょう。これは1日でできないので、恐らく参議院選挙前に石破さんと相談しながら、改革の全貌を示す。これを2年かけてやって行きますみたいな。そうすると『ここから先、2年間私に任せてください』と注目を集めて、そしてその先には総理というのがね」
【青木源太キャスター】「石破総理のバックアップの仕方というのは、もう任せるんですかね?それとも陰で色々アドバイスもしつつ?」
【鈴木哲夫氏】「言うことも言うけど…。ちょっと言葉きついんだけど、石破さん友達がいないでしょ?少ない友達の中の一角に、実は菅さんとか、進次郎さんとか、河野さん、あのグループですよね。だから要するに、自分に近いところだから、そこは話もできるし、『自分の次は進次郎さん』ぐらいの思いになっていく可能性ある。だけど石破さんまず今、自分がとにかくやらなきゃいけない事いっぱいあるからね。そこをちゃんとやってもらわなきゃ困りますけどね」
小泉大臣は28日委員会で質問に答える予定だということです。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年5月26日放送)