1970年に開催された、大阪万博のシンボル「太陽の塔」が国の重要文化財に指定されることになったことを受け、大阪府の吉村知事は16日の取材で、「次は世界遺産登録を目指す」「2025年の万博開催中に指定されることが決まったのは意義深い」と述べました。
【大阪府 吉村知事】「1970年万博のシンボルでもある、『太陽の塔』が国の重要文化財に指定され(ることが決まった)たことは非常に意義深いと思います。 そしてこの2025年の万博開催中に、この文化財重要文化財に指定されたことを本当にこの万博が繋がっている思いでですね、非常に意義深いなと思っています。
次は世界遺産の登録を目指していきたいと思います。 この『太陽の塔』はもともと1970年万博が終了したときに、もう撤去するという予定でありました。しかし、『非常にこれは価値が高い』ということで、レガシーとして残そうということになり、本日、国の重要文化財に指定をされたということになります。
1970年万博と2025年万博がまたさらに繋がりを深めたと。そしてこの2025年万博においてもですね、様々なレガシーをやはり残していかなければいけないなということを改めて感じているところです」
【大阪府 吉村知事】「今、国の世界遺産登録の一覧表というか、リストの募集ってのは、今やっていないところでもありますけれども、次に国の推薦する世界遺産の一覧リストの公募があったときはですね、手を挙げようと思います。その準備を進めていきます。 大阪においては『百舌鳥・古市古墳群』が世界遺産に登録されましたが、2つ目の世界遺産登録を目指して、このみなさんに愛されている『太陽の塔』の世界遺産登録をしていきたい。準備を進めていこうと思います」