邪馬台国の有力な候補地である、纏向遺跡(まきむく)から犬の骨が出土し、当時の姿の復元模型が完成しました。
卑弥呼がかわいがっていた犬かもしれないそうです。
【記者リポート】「復元された犬は、シバイヌと似ていますが、顔は小さく、体つきは大きいです」
女王・卑弥呼がおさめた、邪馬台国の有力な候補地とされる、奈良県桜井市の纏向遺跡。
2015年に、3世紀前半ごろのものとみられる犬の骨が出土し、その後、3Dプリンターで骨格を作成するなどして、犬の復元模型を作成していました。
犬は、1歳半以上の若いメスとみられていて、解体された痕がないことなどから、儀礼のために供えられた可能性があるということです。
【纏向学研究センター寺沢薫所長】「卑弥呼と時間を空間を共有していた犬だという可能性が十分ある」
桜井市では復元された犬の模型を23日から展示し、愛称も募集しているということです。