JR西日本は、車いすの乗客がスムーズに列車を乗り降りできる可動式スロープの試験導入を始めました。
JR西日本が全国で初めて開発した可動式スロープは、列車の到着をセンサーが検知すると、自動で張り出し、列車とホームの隙間や段差を埋めることができます。
現状、車いすの乗客は、事前に駅員に声をかけ、渡し板を使って列車に乗らなければならず予定していた列車に間に合わないことなどが課題となっていました。
【JR西日本 石井俊英さん】「係員とのやりとりに時間がかかるだとか、そもそも(駅員に)声をかけないといけないという心理的ストレスがありますので、別の手法で移動いただく、その価値を提供したかった」
JR西日本は可動式スロープを、新大阪駅と桜島駅で今月21日からおよそ半年間試験的に導入し、今後、多くの駅で稼働させるための検証を行う予定です。