万博開幕まであと4日。続々とオープンする海外パビリオンを紹介します。
シンガポール館に潜入!
■シンガポールは赤い球体で「存在感バツグン」
【谷元アナウンサー】
私はシンガポールのパビリオンの前にいます。真っ赤な丸い外観が壮大ですが、それにはわけがあります。
淡路島よりやや大きな面積の国なんですが、世界地図で見ますと、小さな赤い点に隠れちゃうんです。これを逆手に取って、「会場では大きな赤い球体で存在感を示すぞ」という意味が込められているということなんです。
この大きな球体近くで見ると、迫力ありますよ。これ全部、赤い同じような板に見えるんですが、4種類のアルミ製のディスク、1万7000枚敷き詰められているんです。1枚1枚パビリオンのテーマである夢を表しているということです。
この先が初公開!シンガポールパビリオン!開けてみましょう!オープン!
■パビリオン内部を初公開! シンガポールらしさ感じる装飾
すごく一気にぐっと照明が暗くなりますが、なぜかというと美しい映像が流れています。天井を見上げると切り絵の鳥が飛んでいます。
今度は植物が切り絵でつり下げられています。ジャングルみたいですが、シンガポールは常夏、熱帯雨林気候で、もともとジャングルみたいな土地だったようで、それをうまく再現しています。
私、身長150センチなんですが、顔の位置まで切り絵が降りてきてます。だからほんと没入感もあります。
“トーキングツリー”(=話す木)という、木をモチーフにしたものです。これで遊べるということで…このボタンを押すと、シンガポール由来の木が、その特徴などについて話し始めました。
■自分の夢を“打ち上げる”
シンガポールのパビリオンのテーマは、「ゆめ・つなぐ・みらい」なんですが、まさに自分の“夢”を書けるエリアがこちらです。
カーテンを開けると…スティックが螺旋状に渦巻いて、とても幻想的。そして大きささまざまな球体が、宙に浮かんでいます。とてもきれいです。
こちら見てください、「whats your dream」とあり、「夢を書いてください、あなたの夢は何ですか?」とあります。私の壮大な夢を書いてみます。
本気で願っていることを書きます。私は心から「平和」を願っています。
ボタンを押すと、画面上で“願い”が色になり、手の中に夢がやどりました。手の中に平和という文字が見えます。
そして手から離れ、宙に夢が舞っていきます。赤い玉が、天にまいりました。
これがどうなるかと言いますと、スロープを螺旋状に登ると、この上にドーム状のスクリーンがあります。星空とか生き物とか花とか夢いっぱい、未来いっぱいの映画が映し出されていて、ここに私の“平和”という文字があります。映し出されるんです。
これは夢が種になって、木になって、夢が打ち上がるというテーマなんです。色んな国の方たちが、同じ空間、同じ時間を共有して、色んな夢が打ち上がるということです。皆さんはどんな夢を打ち上げますか。
■シンガポールと言えばチキンライス!本格的な味で旅行気分が味わえる
やっぱり海外のパビリオンと言えば、気になるのが食べ物です。
シンガポールパビリオンでは、1階にカフェがありまして、シンガポールならではの料理を堪能できます。
カフェの壁には、シンガポールでは日本でいう所の野良猫ちゃんを地域猫ちゃんとして大切にしていて、シンガポールで有名な壁画のアーティストの方が、猫をモチーフにしたイラストを描いてくれています。
ここでいただけるのが、こちらです!
チキンライスです。容器も肉球の形になっています。容器も保護猫ちゃんの保護の活動に使われるということです。
それではいただきます!やわらかいチキンとそのチキンのスープで炊いたライスの相性が抜群!
チキンのうまみたっぷりでチリソースも“味変”できますし、結構、本格的!おいしい!旅行気分が味わえます。
シンガポールパビリオンは予約不要ということで、誰でも並んで入れます!
開幕したらぜひ訪れてみてください!
(関西テレビ「newsランナー」2025年4月9日放送)