兵庫県尼崎市の市議が不正に政務活動費を引き出した問題について、百条委員会が市議に「自ら辞職の判断を下すべき」などとする調査結果をまとめました。
尼崎市議会の光本圭佑議員は、2019年から2021年にかけて当時所属していた「日本維新の会」の政務活動費、約200万円を着服した業務上横領の罪などで在宅起訴されました。
さらに光本議員が2022年4月に、所属していた維新会派の政務活動費250万円を引き出したことをめぐり、百条委員会が設置されていました。
光本議員は議会に対し公用の口座を作って保管していたと説明していましたが、百条委員会が調査したところ、実際には口座に現金は移されておらず、つじつまを合わせるために、のちに他人から250万円を振り込んでもらっていたことが判明しました。
これを受け、百条委員会は調査報告書に「光本議員は入出金記録を再三偽造し虚偽の説明を繰り返した。自ら辞職の判断を下すべき」などと記載しました。
調査結果は21日に議会に報告されます。