元タレント・中居正広氏の女性とのトラブルなど一連の問題で、フジテレビの遠藤副会長は、第三者委員会の報告書提出後に辞任する意向を示しました。
【フジテレビ 遠藤龍之介副会長】「第三者委員会の報告が出て、その初期対応が整ったころに責任を取るというつもりでおります」
この問題については、フジテレビに対し、親会社であるフジ・メディア・ホールディングスの社外取締役が「ガバナンス立て直しと信頼回復への取り組みを加速する必要がある」と提言しています。
これについて遠藤氏は「重く受け止めている」と述べました。
■安藤優子氏「ガバナンスの『ガ』の字からの立て直し必要」
長年フジテレビの報道、情報番組に携わったジャーナリストの安藤優子氏は、フジテレビは危機管理体制の再構築に一刻でも早く取り組むべきだと指摘します。
【安藤優子氏】「2回目の会見のときに港社長(当時)と嘉納会長(当時)が辞任した。それでも事態の推移、例えば第三者委員会の報告書がでるとかのタイミングをみて、ほかの経営陣がどうするかについてはまだ進捗があると言っていたので、遠藤副会長はそれを『3月の報告書がでて初期対応が整った時点で自分が辞職をする』おっしゃったわけで、会見で言ったことの有言実行だと受け止めています。
ただガバナンスの立て直しについては、コンプライアンス室が情報を知らなかったといった、危機管理の体制はいちはやく立て直さないと、ガバナンスの『ガ』の字からやっていかないとだめ。そこにスピード感が必要だというのはその通りだと思います」
(関西テレビ「newsランナー」2025年1月29日)