兵庫県警は、22日に公式Xで「SNSの投稿」について誹謗中傷を辞めるよう呼びかける投稿を行いました。
23日午後1時時点で、投稿は約230万回閲覧されています。
<兵庫県の投稿>
【SNSを利用の皆様へ 兵庫県警察本部】
確たる証拠がないのに、推測・憶測で人を傷つけるような書き込みをするのはやめましょう。たとえ、それが正義感に基づくものであったとしても、刑事上・民事上の責任が生じる場合があります。
#誹謗中傷 #ネットトラブル #正しいSNS利用 #悪口
■ネット上での激しい中傷などを理由に辞職した議員が死亡
兵庫県では今月18日、斎藤知事の疑惑を調査する百条委員会の委員だった竹内英明元県議(50)が死亡しました。 自殺とみられます。
竹内さんは去年、ネット上での激しい中傷などを理由に議員を辞職。
死亡する2日前に竹内さんと電話で会話したという同僚の迎山志保県議は、その時の竹内さんの様子について「顔が見えない集団リンチのような状況に怯えていた」と語っています。
【兵庫県・迎山志保議員】「(以前と)同じ人とは思えないような、憔悴してらっしゃるのがよくわかっていたので」 「全く事実でないことがどんどんネットで発信され、顔が見えない集団リンチのような状況に大変怯えられていました」 「ご自身が信頼している方もそういった情報をもとに『本当なんですか』と責められることもあって、そこが一番辛かったと。こういったことがまかり通る社会に絶望すると言われていた」
■「警察に逮捕されるのが怖くて命を絶った」立花氏の発言 「全くの事実無根」県警本部長が全面否定
竹内さんが亡くなったことについて、知事選に立候補していたNHK党の立花孝志党首は、19日YouTubeで「警察に逮捕されるのが怖くて命を絶った」などと、発言しました。
しかし、20日に開かれた県議会の警察常任委員会で兵庫県警の村井紀之本部長が出席し、「被疑者として任意の調べをしたことはありません。
まして逮捕するという話は全くございません」 「全くの事実無根であり、明白な虚偽がSNSで拡散されているのは極めて遺憾だと受け止めている」と立花党首の発言について否定。 その後、立花党首は訂正し、謝罪しました。
厚生労働省は悩みや不安を抱えている人に対して相談窓口を設けています。
「こころの健康相談統一ダイヤル」 電話:0570-064-556
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