兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を調べる百条委員会が、「パワハラを認定する方向で調整している」という一部報道に対し、委員長が「誤報である」と否定しました。
去年3月、兵庫県の元県民局長が斎藤知事のパワハラなどの疑惑を告発し、県議会の百条委員会が調査を進めてきました。
22日、一部報道機関が「斎藤知事の言動を百条委員会がパワハラと認定する方向で調整」と伝えたことを受け、奥谷委員長が取材に応じ報道を否定しました。
■「MBSの報道は誤報」と委員長
【百条委員会・奥谷謙一委員長】「MBSの方から百条委員会がパワハラ認定に向けて調整中であるというような報道がございましたが、これは誤りであり、誤報であるということです」
「私が何を言いたいかというと、今、まさしく竹内議員もお亡くなりになられましたけれども、事実に基づかない様々なSNS上の発信がこれだけ大きな問題になっている中で、こういった大きなメディアが、事実に基づかない報道を堂々としてしまうということに関しては、極めて遺憾でありますし、強く抗議をしたい」
「パワハラ認定するかどうかとか、そういった協議をこれから始めるのであって、今回の報道は誤った報道であるということでございます」
百条委員会は今月27日に結果のとりまとめに向けた協議を開き、来月の本会議で調査報告書を提出する方針です。