兵馬俑(へいばよう)は、中国の陝西省西安市にある秦始皇帝陵に埋葬された陶製の軍隊像で、世界遺産にも登録されています。
紀元前3世紀に建造され、中国の最初の皇帝である秦始皇帝の墓を守るために作られたとされています。
この壮大な遺跡は、1974年に農民が井戸を掘っている際に偶然発見され、その後、世界的な考古学的発見として注目を集めました。
今年は発見から50年という節目もあり、メディアに特別に公開されました。関西テレビでは撮影できた記録はなく、貴重な映像です。
■発見から50年海外メディアへ公開 現在も続く発掘作業
発見から50年を記して、海外メディアに兵馬俑が公開された。
紀元前3世紀に建造された、陶製の軍隊像。秦始皇帝の墓を守るために作られたとされる。
全て異なる顔立ちで、実在した兵士をモデルにしたとされる。
埋められた俑は、8000体以上とみられる。
この遺跡は、1974年に農民が井戸を掘っていた際に偶然発見された。
俑は全て実物大で、当時の服装や武器を正確に再現している。
兵士たちは隊列を組んでおり、実際の戦場を再現した配置になっている。
兵馬俑は秦始皇帝が来世でも軍事力を持つことを願って作られたとされる。
建設には70万人以上の労働者を動員し、完成までに40年かかったと伝えられている。
現在も発掘作業は続いている。
空気に触れることで、色が剥がれるため、慎重な作業が求められる。
発掘作業は果たしていつまで続くのか…。
いまだに謎が残る部分もあるが、多くの人を魅了する兵馬俑。
実際に目にすると、その精巧さに驚かされる。
これからさらなる史実が明らかにされることを期待したい。