奈良県明日香村の飛鳥宮跡で見つかった建物の跡が、飛鳥宮に建てられたもっとも大きな建物であることがわかりました。
奈良県立橿原考古学研究所によりますと、2009年、飛鳥宮跡で、7世紀後半の「飛鳥浄御原宮」の建物のひとつの跡が見つかりました。
今回の調査で、建物の柱の位置や柱を打った穴の深さなどから、この建物は東西約35メートル、南北約15メートルあり、飛鳥宮に建てられた最も大きな宮殿であることがわかりました。
この宮殿は後の平城宮に建てられた天皇の私的な建物「内裏」と似ていて、天武天皇や持統天皇の住まいだったと考えられています。
11月30日と12月1日の午前10時から現地で説明会が開かれます。