11月22日は“良い夫婦の日”。令和の新しい結婚式について独自調査します。
「結婚式費用が衝撃の値段」
「令和の『スマ婚』」
■新しい結婚式“スマ婚” かかる費用をスマートに安く抑える結婚式
【秦令欧奈アナウンサー】「きょうは令和の新しい結婚式を提供する、ウェディング会社のショールームにお邪魔しています。新しい結婚式とは一体何なのか、しっかりと調査してきます」
Q.「スマ婚」って知ってます?
【秦令欧奈アナウンサー】「スマコンですか?スマホン?スマホン…」
何も知らなさそうな秦アナウンサー。担当者にスマ婚について教えてもらいました。
【タメニー広報 平田恵さん】「スマ婚は自社会場を持たないプロデュースサービス。通常、ウエディング会社は、ホテルやゲストハウスを基本的には会社が持っている。私たちは会場を持たずに、空いている時間を借りさせていただいて、プロデュースとして提供させていただいています」
簡単に言うと、「スマ婚」とは、準備や、かかる費用をスマートに安く抑える結婚式のこと。
中でも注目は、費用のスマートさです。
【タメニー広報 平田恵さん】「通常の結婚式は350万円ぐらいかかると言われているんですけど、スマ婚で挙げていただくと、半額以下で実施いただくことが可能」
【秦令欧奈アナウンサー】「勝手なイメージなんですけど、サービスは変わってくると思うんですけど」
【タメニー広報 平田恵さん】「一般的な結婚式と同じようなものは、提供させていただいているんですけど、会場が空いている日程を活用しているので、例えば大安、4月とか10月・11月の繁忙期は、ご希望の日程に沿わないのが唯一のデメリット」
■平均で350万円かかる結婚式が46万円で!
こちらは来年1月にスマ婚を挙げる予定の中野さん夫婦。
結婚式にかかる費用は、まさかまさかの金額でした。
【秦令欧奈アナウンサー】「ズバリ、おいくらぐらいで結婚式を挙げられる?」
【来年1月にスマ婚 中野さん・夫】「45、6万円ぐらい」
【秦令欧奈アナウンサー】「挙式と二次会、合わせるとおいくらぐらい?」
【来年1月にスマ婚 中野さん・夫】「挙式が45~6万ぐらいで、二次会(お披露目パーティ)が自己負担ゼロ」
【来年1月にスマ婚 中野さん・妻】「45~6万だけです。私たちも、びっくりする金額」
平均で350万円ほどかかると言われている結婚式が、およそ46万円で挙げられるって、おっカネーですよね。スマ婚を挙げる理由には、令和の時世を反映したものもありました。
【来年1月にスマ婚 中野さん・夫】「昔みたいに、親が(結婚式費用を)出して当たり前みたいな時代でもなくなってきている。自分たちの力で結婚式を挙げようとなると、これぐらいの価格でさせてもらえる方が。形だけでも結婚式したいという方も、今のご時世多いと思うので、すごくありがたかった」
【来年1月にスマ婚 中野さん・妻】「こんだけ安くできるなら、今後、家買ったり、子供生まれたり、そっちに貯蓄回せたりするので」
■令和の時世を反映 写真だけ・ご祝儀“1万円”で結婚式
さらにスマ婚以外にも、さまざまな形の結婚式があるようです。
【タメニー広報 平田恵さん】「コロナ禍で、全く新しい結婚式の文化として生まれたのが、『フォトウェディング』。写真の結婚式」
フォトウェディングとは、結婚式や披露宴を行わず、ウェディングドレスや和装などの衣装で記念撮影をすること。
写真だけの結婚式とも呼ばれ、結婚式を挙げるよりも安くお手軽なため、近年人気が高まっているそう。
さらに…。
【タメニー広報 平田恵さん】「ご祝儀1万円で結婚式ができるというサービス。このご時世、ご祝儀3万円が高いというのを参加するゲストも感じていて、1万円だとそんなに負担にならないので、そこを目指したサービスは9月に始めました」
ご祝儀1万円婚は、カジュアルな結婚式スタイルで、お食事はビュッフェを採用。会場の空き日を利用することで、価格を抑えられるのです。
■招待状や引き出物まで!? WEB化する結婚式
そのほかにも。
【タメニー広報 平田恵さん】「WEB招待状は当たり前になってきている。私が参加していた時代は家にはがきが来る。住所教えてほしいと友人に言われたりするんですけど、それをメールやLINEで送るのは可能」
さらに引き出物にもWEB化の波が来ているそうです。
【タメニー広報 平田恵さん】「WEBカタログみたいな感じで、カードを読み込んで、自分の好きなものを申請するのが今のはやり。ご自宅に送られてきます」
【秦令欧奈アナウンサー】「WEB引き出物の良さは?」
【タメニー広報 平田恵さん】「大きく2つあって、1つ目は当日持ち帰る手間がない。2つ目は本当に必要なものを自分で選べる。引き出物のお皿が大量に家にある。お皿ってあんまりいらないじゃないですか。でもお祝いものなので大事に使うんですけど、自身で選択できるのはメリット」
取材を終えて…。
【秦令欧奈アナウンサー】「最初、スマ婚と聞いて費用が抑えられる、値段の部分しか見ていなかったんですけど、個人個人のニーズ・要望に細かく応えた結果、費用が安くなる。令和の時代になって、まさに結婚式の多様化の時代が来ているのだと思いました」
■結婚式の進化「ニーズに合わせた結婚式」
ちょっと前からは考えられないほど結婚式も進化していましたが、「WEBご祝儀」や「WEB引き出物」についてジャーナリストの浜田敬子さんは次のように話します。
【ジャーナリスト 浜田敬子さん】「かつて編集長をやっている頃は、1年間に何回もありましたね。いいですよね。お金が原因で結婚式を諦めたりとか、ゲストとして参加するのを諦めるという声を聞いていました。やっぱり若い、20代とか重なるじゃないですか。でも会費制のような1万円ぐらいで参加できたりすると、みんなが参加しやすくなりますよね」
自己負担およそ46万円で挙げられるという結婚式の内訳ですが、挙式には、神父さん、プロのカメラマンさんもついてきます。
お披露目パーティーは、ゲスト30人で料理、お酒、司会者もついてきます。景品付きのゲームもあります。 全部コミコミで46万円だということです。
【秦令欧奈アナウンサー】「オーダーメイドのようなイメージだなと思いました。費用が抑えられるというよりは、本当にニーズに合わせた結婚式だなと感じました」
どんどん変わっていく結婚式の話でした。
(関西テレビ「newsランナー」2024年11月22日放送)