8月16日の午後1時(日本時間)、東シナ海の漁が解禁されました。
中国の福建省からは約1万隻もの船が漁に向かいます。
解禁エリアの中には、沖縄県の尖閣諸島も含まれます。
当局は、尖閣諸島や台湾の近くでの漁を避けるよう指示していますが、果たして…。
関西テレビ上海支局の沖本有二特派員がリポートします。
【沖田有二特派員】「祝いの爆竹を打ち鳴らしながら漁船が次々と港を後にしていきます」
8月16日、東シナ海の漁が解禁されました。
午前10時半ごろ、午後1時の解禁を前に、一斉に中国の福建省から約1万隻もの船が漁に向かいます。
たくさんの市民が出航を見守ります。
漁師たちは安全と幸運を祈願して爆竹を鳴らします。あまりの爆音に耳をふさぐ漁師も。
解禁エリアの中には、沖縄県の尖閣諸島も含まれます。
当局は、尖閣諸島へ近づくことを避けるよう呼びかけています。
しかし、ある漁師は「GPSを外せば見逃してもらえる」と話します。
この大船団のすべてが呼びかけを守るかは不透明です。
漁は来年の4月末まで続きます。