古都・奈良の夏の風物詩「ツバメのねぐら入り」。
夕暮れどきの限られた時間だけに見ることができる幻想的な光景に、人々が酔いしれました。
世界遺産「平城宮跡」。
暑さも少し和らいだ夕暮れ時、人が集まってきました。
見上げる先には…「あ、きた!」
大群の鳥。「ツバメ」です。
徐々に数を増やし、やがて、茜色の空を覆いつくします。
その数は6万羽にものぼります。
ツバメは、子育てが終わるこの時期になると、ヨシの茂る河川敷や湿地などの「ねぐら」に集まり、夜を過ごす習性があります。
平城宮跡には広大なヨシ原が残っています。
【見に来た人】「もう感動的です」
【見に来た人】「こんなにたくさん一気に飛び交うのがすごいと思って」
【見に来た人】「不思議ですね、自然て」
夏の間、ねぐらで羽を休めたツバメたちは、10月初旬、冬を越すために南の空へと旅立っていきます。
(関西テレビ「newsランナー」2024年8月20日放送)