22日未明、東海道新幹線で保守用車両が脱線し、浜松と名古屋の間で運転の見合わせが続いています。 22日中の再開の目途は立っておらず、混乱が続いています。
JR東海によりますと、午前3時半頃、愛知県蒲郡市の東海道新幹線の上り線で、停車していた保守用車両に、別の保守用車両が追突し、脱線しました。 この事故で、車両の運転士ら2人が、足を打撲するなどしてケガをしました。
現在も、浜松と名古屋の間では、運転の見合わせが続いていて、混乱が広がっています。
【利用客(仙台へ行く予定)】「仙台で最終面接があってちょっと困っちゃいますね」
【外国人観光客(東京経由でトルコへ)】「驚いています。ここにもう1泊するしかないか」
【利用客(成田空港へ行く予定)】「とりあえず敦賀までいって新快速かサンダーバードで、北陸新幹線で東京までいけるんちゃうかと」
新幹線の運転見合わせに伴い、日本航空や全日空は、臨時便を運行するなどして対応しました。
【記者リポート】「カウンター前には、ご覧のように、新幹線から急遽、飛行機に切り替えたという方が大勢訪れています」
【利用客】「あすあさってはライブとかディズニーとか詰まっていたので。本当は新幹線が良かったんですけど、行けるだけありがたいなと思います」
【利用客】「羽田までと思っていたけど、キャンセル待ちしか空いていないので。今日の商談は難しいかなと思って。あとは夜行バスを使って明日朝イチで着けばと。しゃーないはしゃーないですかね」
午後6時以降は、日本航空が伊丹空港と羽田空港の間で、大型の機体に変更したり、臨時便を運行したりする予定です。
現場では、事故車両の搬出に向けた作業など、復旧作業が行われていますが、JR東海は「22日中の運転再開の見込みは立っていない」としています。