自民党の派閥の政治資金パーティー問題をめぐり、不記載が明らかになった85人中39人への処分が迫るなか自民党の幹部が大阪を訪れ「あす、けじめはつけるが真相究明は続ける」との考えを示しました。
39人への処分が決まる党紀委員会を4日に控え、自民党の大阪府連が開いた意見交換会。
兵庫選出の渡海政調会長があいさつに立ち…
【自民党 渡海紀三朗政調会長】「あすにも党紀委員会が開かれて、結論を出していただくということになると思います。なかなか難しい判断ではありますが、やっぱりしっかりと一度はけじめをつけないといけない」
こう述べた上で、4日で全て終わりではないとも強調し真相究明を続ける考えを示しました。
自民党は1日、政治資金収支報告書への「不適切な記載」が明らかになった議員と支部長85人のうち39人を処分対象とすると発表。
関西出身の国会議員8人もその対象となりました。
和歌山選出の世耕前参院幹事長は、安倍派座長の塩谷元文部科学大臣とともに8段階の処分で2番目に重い「離党勧告」の方針で調整が進んでいます。
また、その2人とキックバックについて協議していた兵庫選出の西村前経済産業大臣は、下村元文部科学大臣とともに3番目に重い1年間の党員資格停止とする案が検討されています。
意見交換会を終えた渡海政調会長は…。
【自民党 渡海紀三朗政調会長】「府連の幹部の皆さんからは、やはり今、自由民主党に対する厳しい声がたくさん寄せられているということ、生の声としてたくさんかなり厳しい声をいただいておりますので。今後の党の運営に行かしていきたい」
こう明かしましたが、具体的にどのような厳しい声だったかについては「想像していただけると思う」と述べるにとどめました。 一方、塩谷元文部科学大臣などは処分を不服として弁明書を提出することが分かったほか、別の安倍派幹部は「党幹部に対し訴訟も辞さない」と反発しています。
(関西テレビ「newsランナー」4月3日放送)