京都を代表するランドマーク「京都タワー」。名称が4月1日から「ニデック京都タワー」に変わりました。観光客でにぎわうこの場所がこれを機に、ますます「ランドマーク以上の存在」になるかもしれません。
【記者リポート】「京都のランドマーク『京都タワー』ですが、ビルを見ますと『Nidec(ニデック)京都タワー』と書いてあります」
「京都タワー」から「ニデック京都タワー」へ看板も一新され、4月1日午後にテープカットが行われました。
地上131メートルのこのタワーは、日本武道館を手がけた建築家・山田守さんが設計し、1964年(昭和39年)に開業。以来約60年間、「灯台」をモチーフにした京都のランドマークとして町を照らし続けてきました。
運営する京阪ホールディングスは、2030年以降、京都タワーの再整備を検討していて、その前に京都タワーを盛り上げようと、京都市に本社を置く「ニデック」とネーミングライツ=命名権の契約を結びました。
一方モーター製造大手の「ニデック」は旧社名が日本電産で、創業50周年を迎えた2023年に社名を変更したばかり。知名度をさらに高めようとしている両社の狙いが合致した形です。
その「ニデック京都タワー」。下の建物にはフードコートや土産物店、上のタワーには展望室があり、多くの観光客でにぎわっています。
【大阪からの観光客】「遠足とかで来るような感じ。京都のシンボル」
【富山からの観光客】「デザインも京都っぽい和風な感じで、私は好きです」
【京都府民】「目印かな。お友達と待ち合わせする。(Q名前が変わることはどう思う?)いい事と違いますか?期待しています」
実は今回、名前が変わっただけではありません。ネーミングライツの契約期間である2029年3月末まで、ニデックが主催するイベントなども開かれる予定なんです。
【ニデック 岸田光哉社長】「今回のネーミングライツの契約に合わせて、各種いろいろな企画をお互いに考えていきましょうということが盛り込まれています。さらに京都の皆さま、京都にいらっしゃる皆さまに喜んでいただけるような中身を一緒になって計画していこうと」
イベント効果でさらに入場者が増え、ますますランドマーク以上の存在になっていくかもしれません。