特殊詐欺被害などの注意を府民に呼びかける取り組みをした中学生と大学生に、大阪警から感謝状が送られました。
大阪府布施警察署から感謝状が送られたのは、東大阪市立布施中学校の吹奏楽部所属の生徒18人と大阪商業大学ボランティア部所属の学生4人です。
布施中学・吹奏楽部は2023年から2024年にかけて、地域の高齢者が集うコンサートを3回開き、特殊詐欺への注意喚起を呼びかける手書きのメッセージカードを配布しました。
また、大阪商業大学ボランティア部は2023年、同年代の若者に向けて、「ATMで不審な動きをする高齢者がいたら声掛けをしてほしい」などとSNSで発信を行いました。
【布施中学校吹奏楽部 三棹涼太郎部長】「高齢者からありがとうと言われて、やってよかったと思った。こういう形で年代の違う地域の人と関われるのでうれしい」
【大阪商業大学ボランティア部 宮下翔伍部長】「高齢者の被害を防げるのは若者だと思う。SNSでつながりを増やして、これからも防犯活動をしたい」
2024年に入ってから、1月末までの1カ月間で布施警察署管内での特殊詐欺の被害額は、約7800万円とすでに去年1年間の被害額とほぼ同額に達してます。
布施警察署梅野晶靖生活安全課長は「お金に関する電話は詐欺ですので、電話を切って家族や警察に相談してください」と呼びかけています。
(関西テレビ 2024年3月5日)