来年1月に開催される「大阪国際女子マラソン」。パリオリンピック代表最後の一枠をかけたレースのみどころを、マラソン界のレジェンド・瀬古利彦さんに聞きました。
Q大阪国際女子マラソンのみどころは?
【日本陸連ロードランニングコミッション 瀬古利彦リーダー】「パリオリンピックの1枠をかけたファイナルチャレンジが、いよいよ大阪国際女子マラソンから始まりますから、全員が命懸けでこの大会を目指していくと思います」
大阪国際女子マラソンの見どころを熱く解説するのは、日本陸連ロードランニングコミッションの瀬古利彦リーダーです。 パリオリンピック代表はすでに内定している鈴木優花選手・一山麻緒選手の2選手に加え、大阪と名古屋で行われるMGCァイナルチャレンジで設定タイム(2時間21分41秒)をクリアした日本人最上位の選手が、ラスト1枚の切符を手にします。
■「大阪国際女子マラソン」 瀬古さん注目は松田瑞生選手・前田穂南選手
そんな運命のレースに挑む選手が、12月26日に発表されました。 瀬古リーダーの注目は、「なにわの女王」こと松田瑞生選手(28)です。
【日本陸連ロードランニングコミッション 瀬古利彦リーダー】「大阪生まれの大阪育ち。また、お母さんの応援がいいじゃない」
地元大阪では3戦全勝と相性抜群の松田選手ですが、東京オリンピックの代表には惜しくも届かす、涙をのみました。
【日本陸連ロードランニングコミッション 瀬古利彦リーダー】「4年前の悔しさ。それも彼女の力になっている。今回はダーンと払拭してほしいね」
そしてもう一人、尼崎市出身の前田穂南選手(27)をあげます。
【日本陸連ロードランニングコミッション 瀬古利彦リーダー】「東京オリンピックの代表という意地がある。意地の走りができれば、前田選手はいける」
1年延期された東京オリンピックでは、ケガの影響もあり、本来の走りができませんでした。東京のリベンジはパリで。オリンピックにかける思いは人一倍です。
■大阪国際女子マラソンは「日本女子マラソンの歴史が変わる日」
【日本陸連ロードランニングコミッション 瀬古利彦リーダー】「(大阪国際女子マラソンは)ワクワクドキドキ。日本の女子マラソンの歴史が変わる日になります」
大阪国際女子マラソンは来年1月28日、号砲が鳴らされます。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年12月26日放送)