自民党の政治資金パーティーを巡る問題です。
岸田内閣への不信任案が提出され衆議院で審議が行われていましたが、13日夕方、反対多数で否決されました。 岸田首相は14日にも、安倍派の閣僚4人の交代を検討しているのではということですが、人事を巡って注目されるのが無派閥議員です。自民党内には76人がいて、派閥に属さないクリーンな国会議員を要職にあてるのかというところがポイントになってきます。
ジャーナリストの鈴木哲夫さんは、官房長官を含め閣僚の後任人事について、この4人の名前を挙げています。幹事長代行の梶山さん、前防衛大臣の浜田さん、元厚生労働大臣の田村さん、元環境大臣の小泉さん、の4人でいずれも無派閥です。
ただ岸田首相が行おうとしている内閣改造については自民党内から、 「無派閥のなかでは泥船内閣だから入閣をちゅうちょしている人もいる」という声もあつということです。
今回の問題についてジャーナリストの安藤優子さんは「問題の本質をちゃんと岸田首相が的確に捉えないと。この問題ってそんな小さい問題ではありません。日本の政治がそんなにお金かかるんですかっていうことを、ちゃんと国民に説明しないとダメだと思います」と述べました。
安倍派を一掃となると、岸田首相の求心力の低下も考えられるわけで、どんな人を後任に選ぶのか、岸田首相は難しいかじ取りを迫られそうです。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年12月13日放送)