「年内でアカウント消します」
「ああ無理!人間関係リセットしたい!ってときたまなりません?」
年末を迎えるいま、SNS上には「人間関係をリセットしよう」とする投稿があふれています。
■人間関係をリセットしたくなる
連絡先を変えるなどして人間関係を一掃してしまうこの衝動は、「人間関係リセット症候群」と呼ばれています。 街の人にインタビューしました。
(‐Q:「人間関係リセット症候群」知っていますか?)
【街の人】「知ってます。急に人間関係切りたくなっちゃう、みたいな。LINE消したり」「あたしだ」「あんただ」「急にインスタのフォロワーを消したくなって、定期的にしゃべってない人は消しちゃう。3カ月に1回くらい」
一体なぜ突然関係を絶ってしまうのかというと…?
【街の人】「しゃべっていない人に、いま自分がどうしているかを見られたくないから」
SNSが普及したいま、環境が変わって直接会わなくなった人とも”つながってしまっている”ことで、「見られている」という感覚になり、関係を絶ちたくなるのだといいます。
一方、医師が指摘するのは”見てしまう”ストレスから来るリセットの衝動です。
【早稲田メンタルクリニック 益田裕介院長】「年末年始は、クリスマスや家族の集まりがあって、SNS上が華やかになるんですよね。そういう時に、そのキラキラを見て落ち込んでしまって、人間関係をリセットしたくなる人たちが多くなるんです」
■4割の人がリセットしたいと思っている
リセットに駆られるのは、若者に限った話ではありません。 アンケート調査によると、年代に関係なく4割前後の人が関係をリセットしたいと感じているのです。
【街の人】「勤めていたところを人間関係で辞めたこともあるし。昭和時代は携帯が進んでいるわけではなし、どこかへ行ってしまえばそこで分らんようになってまうけど、いまは携帯で全部分かっちゃうからね」
なかには、リセットを繰り返した末、連絡先がすっかり整理されたつわものも。
【街の人】「こんな感じです」「残したいなって思った人たち。消したときに思い出さへんかった人は、それまでの関係。今後生きていく上で必要じゃないなってわかる」「だからもう、(一緒にいた女性が)オンリー」「毎日一緒におるもん」
誰とでもつながれるSNS時代に、「人間関係リセット」はアリ?ナシ?
(関西テレビ「newsランナー」 2023年12月13日放送)