ことし2023年も残すところ、あと20日ほど。応募総数およそ14万8000票の中から選ばれた今年の漢字一文字は「税」です。 岸田首相の演説中に「増税メガネ」とやじを飛ばす人がいて、『増税メガネ』が話題になりました。
【立憲民主党・辻元清美議員】「総理は『増税メガネ』のうえに『減税メガネ』をかけて、国民の望むことが見えなくなっているんじゃないですか」
とにかく、色んな場面で話題になった税金の「税」。およそ6000票を集めました。「税」が、ことし2023年の漢字に選ばれるのは消費税が8パーセントになった2014年以来です。
【京都・清水寺 森清範貫主】 「(個人的に)虎やろなと内心思っていましたが、ふたを開けてみれば、“税”という字だった。非常に国民の皆さま方がシビアに“税”の行方をみておられる」
■街の人たちの一字は?
いろいろあった2023年。街の人たちに2023年の漢字を聞いてみました。
【30代夫婦】「楽しいっていう漢字にしました。仕事が変わって子供と過ごす時間が増えたので楽しい日々を過ごしています」
【50代女性】「私の漢字は“愛”、今年結婚します」
【30代女性】「今年の漢字は“喜び”です。(Q. その理由は何ですか?)旦那が転勤しまして、別居状態になっているんです。快適やなってことで“喜び”に。待っていた!みたいな感じなんで、もっと字を大きくしたほうがいいかな」
一方で、こんな“怒り”の一文字も…
【70代女性】「“金”です。年末になって浮上したけども、これだけはぜったい許せません。みんな検挙してもらわないとだめですわ」
【70代男性】「“金”。国民の税金から多額の給料もらっているのに、裏金作るのはひどい話。悪いものは悪いでバチンと打ち切る正しい人がどんどん出てきてほしいです」
喜びも怒りも入り交じった2023年。来年2024年こそは、喜ばしい漢字が選ばれることを願います。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年12月12日放送)