■11月30日からラッピング列車運行 1日1編成
29日、JR西日本が大阪環状線とJRゆめ咲線で運行するラッピング列車が披露されました。万博のイメージカラー「赤・青・白」で全面ラッピングされていて、万博の公式キャラクター・ミャクミャクも描かれています。 ラッピング列車は30日から運行します。1編成のみで、ダイヤは日によって異なるため、もし乗れたら、ラッキーな列車になるかもしれません。
さらに29日、JR新大阪駅には、万博の公式グッズが購入できるオフィシャルストアがオープン。関西以外の人にも、関心を高めてもらう狙いです。
30日からは、万博の前売り券の販売も開始。開催に向けた動きが本格化する一方、波紋が広がっているのが…
【立憲民主党・辻元清美参院議員】
「もう倍増以上になっているということはお認めになりますね、国費負担は」
【岸田文雄首相】
「合理化努力、引き続き続けていかなければならないと認識をしております」
当初のおよそ1.9倍に上振れした最大2350億円の会場建設費とは別に、政府が出展する「日本館」の建設費用など、合わせておよそ837億円に上る国の負担増が、27日、初めて明らかになったのです。
■相次ぐ増額に「頭痛い」と財界トップ 「お金かかりすぎている」と冷めた声
相次ぐ増額に、経済界のトップからは…
【経済同友会・新浪剛史代表幹事】
「頭が痛いですね。政府が分かりやすく情報を出していくことで、不信感を早く払しょくしていくことが、万博を成功させるためには必要だ」
街の人の声は…
【街の人】
「ちょっと今はお金もかかりすぎているんで、盛り上がるのかなって気持ちもあるし、(大阪・関西万博は)いらないかな」
「金使わんと経済回らないしね。いいふうに向かえばいいですけどね」
「税金かけてどうなのかなってところはありますけど…。機会があれば行きたいかなと思います」
■メキシコやエストニアに続き…“ロシア”も撤退 30日で残り500日
さらに28日、ロシアが万博からの撤退を表明。メキシコ、エストニアに続き、3カ国目の撤退表明となりました。
【松野官房長官】
「ロシアによるウクライナ侵略は、大阪・関西万博のテーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』の理念と相いれないと考えています」
30日で残り500日となりますが、無事に開催できるのでしょうか。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年11月29日放送)