“大麻グミ”を食べて体調不良を訴える人が相次いでいる問題で、 21日、厚生労働省の麻薬取締部はいわゆる「大麻グミ」を製造する大阪市の工場で、立ち入り検査を行いました。
【記者リポート】
「麻薬取締部の職員が、製造工場に立ち入り検査に入ります」
厚生労働省は、20日、「大麻グミ」を製造する会社の本社にも立ち入り検査を行っていて、大麻由来の成分に似せた合成化合物「HHCH」を使用したグミが見つかり、製造・販売の停止命令を出しています。
21日の立ち入り検査では、グミの在庫などを確認したということです。そこには会社の代表の姿も… 会社の代表に「立ち入り検査でどういう話を?」と問いかけるも無言でした。麻薬取締部は改めて製造・販売停止を徹底するよう指導するということです。
大麻グミをめぐっては、これまでの検査で神奈川県内にある関連する倉庫から100袋以上見つかったことも新たに分かりました。このほか仙台市の店舗でも「HHCH」と表記されたグミやクッキーなど18製品、148点を回収したということです。 合成化合物「HHCH」は、22日に「指定薬物」となり、10日後から所持や使用、流通が禁止されます。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年11月21日放送)