大阪・関西万博に、民間パビリオンを出展するNTTが起工式を行いました。一方、独自の海外パビリオンを出展予定だったメキシコが撤退する意向を示しています。 10日午前、万博会場となる夢洲で起工式を行ったNTTのパビリオン。NTTが開発した次世代ネットワークの技術により離れた場所でも触れた感じやにおい、感情が分かる“未来のコミュニケーション”を体感できるということです。
【NTT 島田明社長】
「未来の子どもたちに対して、人と地球をしっかり守っていくということを伝えたい」
現在、13の民間パビリオンのうち、既に5つで工事が始まっています。 しかし、独自の海外パビリオンを出展する予定だったメキシコが撤退する意向であることが分かりました。参加表明をしている国で撤退の意向が明らかになったのはメキシコが初めてで、来年、大統領選挙が予定されているため、予算確保の見通しが立たないなど、国内の事情が影響したとみられます。
一方、地元では万博を盛り上げる動きもあります。 万博の会場などで利用できる独自の電子マネー「ミャクペ!」。10月23日からアプリの配信が始まり、11月10日から大阪の飲食店など36店舗で専用のアプリからQRコードを読み取ると、「とん平焼き無料」などのクーポンがもらえるキャンペーンが始まりました。
【キャンペーンに参加する飲食店 千房 小山佳昭さん】
「外食に来ていただいたお客様にもしっかり宣伝して、認知を高めて、大阪が盛り上がることに少しでも貢献できたらいいなと思っています」
キャンペーンは12月16日まで実施され、現在1万2000人が登録しています。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年11月10日放送)