外科医の仕事に興味を持ってもらおうと、中学生が手術を体験する、その名も「ブラック・ジャックセミナー」が滋賀県の病院で開かれました。
■中学生が手術体験「ブラック・ジャックセミナー」
10月14日、草津市の病院で中学生29人が参加したのは、現役の外科医から直接指導を受け手術を体験できる「ブラック・ジャックセミナー」です。
【淡海医療センター消化器外科 水本明良統括部長】
「医師の数はだんだん増えているんですけど、外科系に進む人が少なくて、特に脳神経外科・消化器外科は絶滅危惧種みたいにどんどん減っている」
外科医の不足が懸念される中、「1人でも多くの子供たちに外科医を目指してほしい」との思いで始まったセミナーです。
■未来の外科医誕生のきっかけに
鶏肉を使ってメスで患部を切り取る体験や、皮膚の縫合の体験も行われました。
普段入れない手術室の見学や、医師が実際に使っている器具を使えるのも魅力です。緊張しながらも生徒たちは真剣なまなざしで取り組みます。
【参加者した中学生】
「ちょっと僕不器用なんで、(内視鏡は)カメラを見ながらやるのが大変でした」
「(手術は)今までは見たり聞いたりが多かったんですけど、体験することができたので、しっかり糧にしたいなと思いました」
非日常の手術体験をすることで、“未来の外科医”が生まれるきっかけになるかもしれません。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年10月25日放送)