日本維新の会は、ロシアを訪問した鈴木宗男参議院議員について、「除名」を含めた厳しい処分を下す方向で調整に入りました。
鈴木議員は10月1日から5日までロシアを訪問しましたが、所属する党に届け出たのは、出発から丸1日たってからでした。
日本維新の会は鈴木議員の処分に向け、6日に国会議員団の党紀委員会を開き、鈴木議員の説明を聴取しました。 この場では鈴木議員がロシアメディアのインタビューに答えた動画が流され、「ロシアの勝利」「ロシアの未来を信じる」と語る様子が問題となりました。 鈴木議員は、これに大声で反論しましたが、党紀委員会では、厳しい処分を求める声が相次ぎました。
6日、報道陣の取材に対し鈴木議員は「私はいかなる処分でも受けると。私はブレてませんから」と話しました。
日本維新の会の吉村洋文共同代表は6日、鈴木議員について「党の考え方とは明らかに違う。厳しい処分をすべき。党紀委員会で除名相当という意見が出た」と述べました。 日本維新の会は10月10日に党本部で協議を行い、「除名」を軸に処分を正式決定する方針です。
(関西テレビ 2023年10月6日)