14日、阪神タイガースは18年ぶり6度目のリーグ優勝を決めました。歓喜に沸いた関西の街、優勝決定後の14日夜から15日にかけて総力取材しました。
■喜びの声は関西各地で! “虎のおばちゃん”も歓喜
兵庫県尼崎市の商店街では、悲願のマジック1からマジックゼロへの点灯式が行われました。
【ファン】
「(きのう試合)見た!寝てない寝てない!」
【ファン】
「茨城県から来ていて(きのう)現地で試合見ました。人生で一番幸せだった!」
喜びのビールかけは、神戸市のサウナでも行われました。
【記者リポート】
「神戸サウナでは、18年ぶりの優勝を祝ってビールかけが行われています!優勝おめでとうございます!」
【訪れた人】
「最高です!」
【訪れた人】
「絶対抑えてくれるって思っていたので、岡田(監督)最高!」
さらに尼崎市では、「虎のおばちゃん」として親しまれている引田孝子さん(79)も、18年ぶりの優勝に喜びを爆発させました。 引田さんは24年前、大の阪神ファンだった夫・弘志さん(当時54)を事故で亡くし、その後、阪神を応援するようになりました。夫が天国から見てくれるようと、「ど派手な格好」を続けているのです。
【引田孝子さん(79)】
「18年ぶり、うれしくてたまりません。主人とこうやって見られたら最高の優勝だと思ったけれど、主人はもういないです。天国から見てくれていると思います。でも、すごくうれしいです」
喜びの声は、岡田監督の地元、大阪・玉造でもあがっています。岡田監督とは50年以上の付き合いがある、すし店の金松さん夫婦は、監督の今後にも期待を寄せていました。
【金松正子さん】
「なんでも『道一筋』と書かかれているので、野球が大好きなんだなと。家宝にしてます。普段は家にあるが、きのう優勝決まったから、特別に店にかけた」
【金松広一さん】
「万々歳やな。一番良かったんちゃう?。そんなに優勝ってできるもんじゃないし、クライマックスシリーズになったらわからへんから。コロッと負けるかもしれんし」
【金松正子さん】
「優勝したばかりにそんなこと言わない。日本一目指してもらわないと」
大阪難波の駅前では、18年ぶりの優勝を伝える号外が配られました。記念すべき紙面を求めて人だかりができ、一時、危険な状態になりました。
阪神優勝が決まった瞬間から、急ピッチで制作が始まった号外。紙面には「阪神優勝!岡田(監督)舞った!」と大きな文字が踊ります。
15日午後10時半すぎ、できあがったばかりの号外を配り始めましたが、人が集まりすぎて身動きも取れない状態に。新聞社のスタッフが少し辛そうな表情を浮かべる、大変な一幕でした。
阪神タイガースが大好きな人も、そんなに興味がない人も楽しめるのが阪神タイガースの優勝セールです。 14日夜から、阪神百貨店の従業員はセールの準備に取りかかっていました。そして15日朝、開店を30分早めてオープン。18年ぶりの優勝にちなんだ商品が準備され、売り場は熱気に包まれました。
豊中市にあるラーメン店も大赤字覚悟で阪神の優勝を祝いました。なんと5日間限定で1日につきラーメン200杯が無料になるイベントを開始しました。
【社長】
「開幕前から阪神優勝したら5日間やりますって言ってたら、ホントにしてしまったんでどうしようって感じ。でも18年ぶりなんで最高です」
話を聞きつけたお客さんで店の前は大にぎわい!オープン前にも関わらず、約100人が並びました。
【訪れた客】
「いつもここに来ていて、『優勝したら無料』とずっと言われていたので前から行こうと」
■「優勝パレード」どうなる?
優勝とセットで行われるのが、「優勝パレード」。大阪の吉村知事は15日の会見で…
【大阪府・吉村洋文知事】
「優勝パレードやって大阪の皆さんと一緒にお祝いできれば」
―Q:兵庫の斎藤知事は神戸でもパレードやると話していましたが?
【大阪府・吉村洋文知事】
「斎藤知事とも話してて、神戸と大阪両方でできたらいいねと話しています」
「阪神」タイガースの優勝パレードは、どちらの知事も譲れないようです。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年9月15日放送)