7年前に日本にリリースされ、社会現象にもなった「ポケモンGO」。一度はやったことがある人も多いと思いますが、実はまだ根強い人気を誇っています。
4日から大阪で始まった世界最大規模のイベントで人気の秘密を探ってみました。
■ポケモンGO 世界中のファンが大阪に 海外限定のポケモンも出現!
【記者リポ―ト】
「午前9時です。万博記念公園の前には列ができています」
大阪府吹田市の万博記念公園で、4日から始まった人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」のイベント。
参加者の中には気合の入ったこんな人も…スマートフォンを数台使用しています。
【三重から来た人】
「(きょうは)5台やけどふつうは6台。自動で捕ってもらっているんですよ。(Q.自動で?)そうなんです、そういう機械があるんです。自分で勝手に捕ってくれているから。このモンスターボールがポケモンを捕まえている」
そして多くの人のお目当てはというと…
【福岡から有休を取って来た女性】
「海外限定なので、この時しか捕まえられない。あっ、シンボラー。これが今回初めて実装されたギリシャとかでしか取れないレアな…」
イベントの参加にはチケットの購入が必要ですが(※すでに完売)、ギリシャやエジプトなどでしか捕まえられないポケモンがこのイベントで出現するとあって、海外のファンも大阪に集まりました。
【アメリカから来た人】
「このイベントのために日本に来ました。素晴らしいです。毎回来ています。100匹集めた。多いかな?でも足りない」
【大阪から来た夫婦】
「捕れた、捕れた。参加してない友だちにあげられるなと思って」
■7年前は社会現象に 今も根強い人気 経済効果も期待
そもそも「ポケモンGO」とはスマートフォンのGPS機能を利用して街のあちこちに潜むポケモンを集めるゲームです。
日本で配信が始まったのは、2016年。公園や温泉街、神社など日本各地にポケモンが出現し、お目当てのポケモンを探す人たちであふれかえる事態に。
「ポケモンGO」は社会現象となり、これまでに全世界で10億人以上がダウンロードしています。
大阪に先立ち、2022年は札幌市で「ポケモンGO」のリアルイベント「ポケモンGOフェスト」が開催されると、3日間で5万5000人以上が参加。そのうち8割以上が市外から来た人で、およそ87億円もの経済効果をもたらしました。
吹田市もこのイベントに期待を寄せていて、開催が決まってから「ポケモンGO」を始めたという後藤市長も…
【吹田市・後藤圭二市長】
「ゲット。ヒトカゲ捕まえました」
■「レアキャラGETだぜ!」ポケモンGOファンの記者も体験
ポケモンGOファンの記者もイベントを体験しました。
【記者リポート】
「出てきました。捕まえました」
何と、ヘラクロスです。実はこのポケモン、なかなか出現しないレアポケモンだそうです。
福岡から来た女性も、記者があっさり捕まえたヘラクロスを探していますが…なかなか見つかりません。
【福岡から有休を取って来た女性】
「目的はヘラクロスなんで全然出てきてないです…。あと一時間しかない。やばい、あっという間」
世界中のファンが夢中になる「ポケモンGO」。今でも根強い人気を誇るのはなぜなのでしょうか。
【広島から来た家族】
「同じ話ができるので、すごく会話の一部ですよね」
【岡山から来た夫婦】
「歩いて捕まえられるのが、部屋の中でやるよりは外で捕まえるのが楽しいので。一万歩以上絶対歩きますもん」
家族との共通の話題が増えたことや、楽しんで運動できるといった魅力があるそうです。
さらにこんな声も…
【福岡から有休を取ってきた女性】
「(Q.飽きない魅力は?)ラインを交換したりとかして、ライングループができて、友達がたくさんできるんですよね。高齢の人から若い20代の人までとか普通に友達になれるのでそういうところが楽しいと思います」
「ポケモンGO」をすることで普段は交流がないような幅広い世代とつながることもできるそうです。
世界中から愛され、老若男女が楽しめる「ポケモンGO」。このイベントは8月6日まで開催されます。
(関西テレビ「newsランナー」2023年8月4日放送)