18日、京都市伏見区の京都アニメーション第一スタジオの跡地で行われた追悼式。 祭壇には、犠牲になった36人と同じ数のひまわりが飾られ、事件の遺族や京都アニメーションのスタッフたち約160人が、事件の発生時刻に合わせて黙とうしました。
【京都アニメーション 八田英明社長】
「4年が過ぎようと何年が過ぎようと、気持ちはいささかも変わらない。本当に優秀な仲間を一瞬にして失った悲しみっていうのは癒えることはない」
2019年7月18日、京都アニメーション第一スタジオが放火され、36人が死亡、32人が重軽傷を負いました。
スタジオ内でガソリンをまいて火を付けたとして、殺人などの罪で起訴されたのは、青葉真司被告(45)。青葉被告は調べに対し「小説を盗まれたから火を付けた。京アニに恨みがあった」という趣旨の供述をしています。
追悼式の弔辞では、京都アニメーションの従業員が、犠牲になった人たちへ作品創りへの決意を語りました。
【京都アニメーション従業員の弔辞】
「私たちにできることは、作品を創り続けて、『志』を未来へつなぐこと。みなさんの存在がいつも心の支えです。これからも見守っていてください。いつかまた、胸を張って会えるその日まで」
スタジオの跡地については「慰霊碑」の設置が検討されていて、今後この事件をどのように伝えていくのか模索が始まっています。
(関西テレビ「newsランナー」2023年7月18日放送)