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アニメなどで人気の「ポケモンカード」の自動販売機が京都市に設置されました。 背景には行政の苦しいお財布事情がありました。

一面がディスプレイの自動販売機で売られているのは、アニメなどで人気のポケモンカードです。 この自動販売機では1パックに5枚の中古のカードがランダムに入っていて、当たりカードのレア度によって、1000円から3000円の価格で販売されています。 記者が当たりを狙い、買ってみると・・・

【記者リポート】

「レアカードが当たりました！」

実はこの自販機が設置されているのは京都市営地下鉄の敷地内。 背景には市の苦しい財政状況が関係しています。

京都市交通局は新型コロナの影響で利用客が減少、3年前から大幅な赤字続き、電車の廃品をオークションに出すなど、少しずつ収支改善に努めてきました。

今回はさらに、「地下鉄の空スペースも活用できるのでは？」というアイデアから業者を募集し、ポケモンカードの自販機を提案した市内のIT企業を選びました。 自販機の売り上げの5パーセント以上は市の収入になる仕組みです。

【京都市交通局・木村麻理課長】

 「厳しい経営状況を改善するために、運賃収入以外の収入をどんどん増やしていこう。なりふり構わない経営改善のために、ありとあらゆる方策をできることをしていきたい」

京都市交通局は今後、他の自動販売機の設置も検討しているということです。

（関西テレビ「newsランナー」7月3日放送）