大阪の百貨店では早くもお中元の店頭販売が始まりました。トレンドは”自宅用”と”定番の復活”です。
【百貨店のスタッフ】 「お中元商戦がんばろう!」
17日朝、大阪市阿倍野区の近鉄百貨店で勢いよくスタートした、お中元の店頭販売。
今年のイチオシは、ぷりぷりのホタテなど北海道の名産や…京都の老舗料亭が仕込んだローストビーフなどバイヤーが厳選した近鉄百貨店限定の7品。
19日から始まるG7広島サミットにちなんで、その名も「G7(ギフトセブン)」です。 ことしは全部で約1500点を用意。それぞれの想いで商品を選びます。
【親戚にお中元を購入する客】
「夏やからおそうめん。どうやろ喜んでくれるかな、どうかなとか色々思いながら。楽しい」
【実家の母親にお中元を購入する客】
「元気ですよという気持ちが入っていますね。受け取ったという電話もいただけますし、声の様子も分かるのでね」
初日とあって朝から大盛況です。
【記者リポート】
「開店から約20分。発注カウンターは既に満席で、順番を待っているお客さんがたくさんいます」
しかし、近鉄百貨店によるとこれまでのように「お世話になった人」にお中元を贈る人は年々、減少。
一方で、身近な家族に贈る人や、新型コロナの影響で自宅で過ごす時間が増える中、お中元を自分用として買う人が増えていて、近鉄百貨店は、“自宅用”にも力を入れています。
【同居する息子夫婦に購入する客】
「母の日にカーネーションもらったからそのお返し」
【自宅用に購入する客】
「お菓子を毎年贈るんですけど(自宅用も)一緒に買おうかなと思って。家族で楽しんで」
担当者は、ことしのトレンドについて、「調味料」や「食用油」など去年から値上げの影響を受けている定番のギフトが、引き続き人気を集めるのではないかと予想しています。
【近鉄百貨店 お中元担当北村真一課長】
「社会情勢によって売れるカテゴリーが変わるのだなと実感して、今後も先の社会情勢を考えながら商品の品ぞろえをしていきたい」
(関西テレビ「newsランナー」2023年5月17日放送)