ついに全国で初めて、大阪にカジノができることが現実味を帯びてきました。
大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲(ゆめしま)」。そこをカジノや国際会議場・ホテルなどを備える、国際観光拠点に生まれ変わらせようとするのが、「大阪IR整備計画」です。
■14日にも「大阪IR整備計画」が認定 “全国初”のIR実現へ前進
関係者によると、政府は、大阪府と市が提出した整備計画を認める方針を固めました。14日にも岸田総理大臣がIR推進本部を開いて判断する方針で、認定されれば“全国初”となります。
大阪府・市にすれば、待ちに待った吉報。大阪市の横山新市長は…
【大阪市 横山英幸市長】
「まだ国の方から、本市に正式な通知はありませんので、正式な情報は入っておりませんが、情報が本当なのであれば、前向きにIRの開業に向けて周到な準備を進めていくために、全力を尽くすだけだ」
2029年秋から冬ごろの開業を目指している大阪府・市は、去年4月に国にIRの整備計画を提出。秋ごろには認定が得られると想定していましたが、結局ずれにずれ込み、年内の結論は出ませんでした。
【大阪市 松井一郎市長(2022年12月当時)】
「技術の専門家、大学の先生などが入って、特に地盤について、色々審査していただいているんですけど。質問に対しては全て回答していますので、速やかに判断してもらいたい」
年が明けても認定は出ず。そんな中で始まったのが、IRが最大の争点となった大阪府知事・市長のW選です。計画を推進する維新陣営がW選に圧勝。選挙から一週間もたたない中での、今回の認定でした。
【大阪市 横山英幸市長】
(Q.このタイミングでの認定は?)
「どういう経過でこのタイミングになったのかまで、審議の内容は分からない」
大阪府は今後、事業者と実施協定の内容について調整を進め、国に協定の認可申請をする見通しです。
(関西テレビ「newsランナー」2023年4月12日放送)