大阪最後の一等地「うめきたエリア」の再開発で、大阪駅の新しいホームが2023年3月18日に開業しました。世界最先端の駅であるとともに、大阪周辺のアクセスを進化させるキーになるホームでもあります。
■大阪のゲートウェイ機能が拡充
大阪駅の新しいホームには特急「はるか」や「くろしお」などが停車するようになっています。JRでは従来「はるか」や「くろしお」を利用して関西空港や和歌山方面に行こうと思っても、新大阪や天王寺から乗車する必要がありましたが、新ホームによって大阪駅からアクセスできるようになっています。
そして新ホームを使用して、さらにアクセスを向上させる「なにわ筋線」「阪急連絡線」という大きな2つの計画が進んでいます。
≪なにわ筋線≫
2031年に開業を予定している「なにわ筋線」は、大阪駅の新ホームを使って、JR難波駅や南海電鉄の新今宮駅につながります。特急「はるか」「くろしお」も「なにわ筋線」に乗り入れることによって、大阪・梅田エリアから関空へのアクセスが現在より約20分ほど短縮される見込みです。
≪阪急連絡線≫
なにわ筋線と同時期の2031年に阪急電鉄も新たな路線を開業することを目指しています。新大阪駅から阪急十三駅を結び、さらに十三駅と大阪駅新ホームを結ぶ計画です。 阪急に乗って、新大阪や関空に行けることになります。
阪急はすでに梅田に駅がありますが新線を作るということにはどのようなメリットがあるのか?
【関西テレビ 神崎報道デスク】「阪急としては新大阪駅と関空につなげたいというのが悲願でした。さらに新たに『なにわ筋線』ができることによって、十三が各方面と結ばれて、いっそう便利になっていきます」
JR大阪駅の新たなホーム、今後の関西の鉄道網の進化の起点として大いに期待されます。
(関西テレビ「報道ランナー」 2023年3月16日放送)