温かい日差しの中、大阪市の中学3年生が晴れやかな表情で、門出を迎えました。
14日、大阪市立中学校の127校で卒業式が行われ、平野区の長吉中学校では、卒業生59人全員が、“マスクなし”で式典に臨みました。卒業生は新型コロナの影響で、3年間ずっとマスクを着けての学校生活でした。
【卒業生代表】
「例年とは違う日々を過ごす中で、私たちは今できることを探し、いつか必ず元の生活が戻ってくることを信じて、前を向いて進んでいきました」
最後の日にようやくマスクを取ることができましたが、在校生との距離を広めにとり、常に換気するなど、感染対策が引き続き徹底される中での卒業式となりました。
そんな彼らに、「報道ランナー」月曜コメンテーターである“はるな愛”さんからメッセージが届きました。
【はるな愛さんからビデオメッセージ】
「卒業おめでとうございます。はるな愛です、よろしくピース!」
そしてなんとご本人が登場。
【はるな愛さん】 「みなさんこんにちは~!」
【会場】 「わ~」
はるなさん、いてもたってもいられず、卒業式に来ちゃいました!
【はるな愛さん】
「マスクをとっての卒業式、皆さんどうです?楽しんでる?」
「私がこの学校にいるときは『大西賢示』という名前でした。大西賢示だけど女の子でいたかったんです。それが自分の居場所が分からなくて、つらかったときもありました。絶対生きてください。困っている友達がいて、悩んでいたらその子の“生きる”も手伝ってください」
【卒業生】
「ずっとマスクしてて3年間。でもマスクないみんなの素顔が見れた状態で卒業式を終えて、とてもうれしかったです」
卒業生にとって忘れられない中学校生活の締めくくりとなりました。
(関西テレビ「報道ランナー」2023年3月14日放送)