スナックのママたちも“一肌脱いだ” 神戸の夜を盛り上げる『こたつナイト』 「もっとKOBE深く知って!」市が企画 参加者「知らない神戸…あった」 2023年03月09日
神戸の街の真ん中に、なぜか「こたつ」が登場しました。夜の神戸の人気スポットになるんでしょうか。夜になり、風も冷たくなってきた神戸の中心・旧居留地。
そこに突如、ネオン輝く空間が出現!昭和レトロな雰囲気の中でみなさん…「こたつ」を囲んでいます。
これは、2月から始まったその名も「こたつナイト」。アーティストの生演奏を聞きながらドリンクを飲んだり…非日常の空間を楽しむことができます。
【参加者は】
「ちょっと不思議な感覚ですけど、温まって飲めるのは嬉しい」
観光地として昼間はにぎわう神戸ですが…実は、新型コロナの影響もあって夜になると、めっきり人が少なくなるのが悩みの種でした。
土曜日の夕方と夜を比べてみても、午後4時すぎは人手がありますが・・・
【西宮市からの参加者は】
「商店街とかお店、神戸は8時に閉まっちゃうじゃないですか。大阪だと9時以降も開いてるとこあるので。神戸は物足りないなって帰っちゃうことが多いです」
アフターコロナに向けて、かつての活気ある夜の神戸を取り戻したい。そこで、神戸市がその魅力を知ってもらおうと企画したのが「こたつナイト」でした。
【神戸市経済観光局・観光企画課 和田大輔 担当係長】
「夜の街でも美味しいレストランがあったりとか、スナックやバーもあれば…神戸ならではのジャズもございますし、神戸をゆっくり楽しんでいただければなと思う」
神戸市の依頼を受け、“一肌脱いだ”のが夜のにぎわいに欠かせないこの方たち。
【会場のアナウンス】
「みちよママ~」
「は~い」と、みちよママが手を挙げて答えます。そう、スナックのママたちが、軽快なトークの「こたつスナック」で“おもてなし”をします。
【参加者とママがトーク中】
「この辺やったら、メリケンパーク、ハーバーランド、映画もあるしご飯食べられるし」
神戸の街を知り尽くしたママたちは、神戸の観光地などをレクチャーしつつ、これまでスナックに行く機会のなかった人たちにその魅力もPRします。
【のりこママ】
「ちょっとのぞいて、ちょっと嫌だなこの店と思ったら『イヤ間違えました』って言えばいいし」
スナックのママの話を聞いて興味を持った、この3人は、早速、初めてのスナックへ!…ごはんスナック「さといも」へ入ります。
こちらの店は、さとみママのお店。カウンターで常連さんたちに優しく出迎えてくれて一安心です。
【常連さんたち】
「ボトルキープしてるんで飲みに来たりしてます」
「キープするには100回通わないとダメなんですよ」
「嘘を教えるなって(笑)」
すっかり打ち解けて、みなさん、常連たちとカラオケで盛り上がっちゃいました。
【「さといも」さとみママ】
「女性が来てくれたらほかのお客さんも喜んでますし…業界全体が盛り上がったらうれしいです」
【こたつナイトから初スナックの参加者たちは】
「まだまだ知らない神戸がいっぱいあるなって思ったし、ほかの友達にも魅力を伝えられたらいいなと思いました」
「すごく話かけてもらえたし、いろんな話聞けたのがすごく楽しくて(Qどんな話したんですか?)どんな話しましたっけ?」
【常連さん】
「覚えといてくださいよ!」
こたつで始まる夜の神戸。まだまだ、隠れた魅力がありそうです。2023年の「こたつナイト」は…今後、3月11日、18日の土曜午後4時~8時まで、旧居留地で開催される予定です。
(関西テレビ「報道ランナー」2023年3月9日放送)