冬を前に、近畿各地でクマの出没情報が相次いでいます。
2022年の出没情報は、最多が京都府841件、次いで兵庫県263件、奈良県62件、和歌山県56件、滋賀県49件、大阪府7件、徳島県3件以上となっています。
冬眠前の今は、特に注意が必要です。クマによる被害を防ぐために、できることをご紹介します。
■山間部に住む人は
クマが出没する恐れがある地域に住む人は、自宅周辺の環境を整えるようにしてください。
【柿は早めに収穫を!】
クマは柿が好物だそうです。冬眠前のクマが食べに来ないよう、実は早めに収穫するようにしてください。
【自宅周辺のやぶ・草むらはできるだけ刈り取る!】
クマが生息する山林と、人間の生活圏の境界線をはっきりさせることが必要です。自宅周辺のやぶ・草むらなどはできるだけ刈り取るようにしてください。
「ここまでが人間の領域である」と、クマに知らせる意図があります。
■山登りの際は
山登りを楽しむときは、下調べをしっかりした上で、クマ対策グッズを必ず携行してください。
【鈴】
クマは、人に会うことを望んでいるわけではありません。クマよけの鈴をかばんなどに付けて、「人間がここにいるよ」と知らせながら歩くことが有効です。
【クマよけスプレー】
万が一、クマと遭遇してしまったときのために、クマよけのスプレーが発売されています。配合されているカプサイシンで一時的にクマを驚かせ、逃げる時間を稼ぐことができるそうです。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年11月10日放送)