【テレビの美術部ウラ話】コンビニ弁当、実は紙 あれもこれも、ぜ~んぶ手づくり! ドラマの撮影現場で大活躍の小道具たち プロ集団が見えない部分までこだわり抜く 2022年11月08日
ドラマやバラエティの撮影に欠かせない、小道具や大道具。関西テレビでその作成を一手に担うのは、「美術部」です。
社内からも「普段はどんな仕事をしているの?」と聞かれる謎の集団、美術部。こぼれ話を不定期でご紹介します。
■部員総出で作ってます
美術部の仕事のメインは、大道具や小道具の制作です。
おいしそうなビビンバ丼も、中身は紙。リアルに見えるよう、綿密に計算して作られています。
現在放送中の深夜ドラマ「コンビニ★ヒーローズ」のセットは、メーカー供与の商品以外は全て手づくり。特に、お弁当のように長く置いておくと傷んでしまうような商品は、こうやって紙で作ることも多いんです。
美術プロデューサーは、「こんなとこ画面に映るん!?」と言うところまで、細部にこだわって一切手を抜きません。
内装や什器はもちろん、おにぎりから雑誌の表紙、たばこのひと箱ひと箱まで、部長以下美術部総出で作ったコンビニセット。
弁当が印刷した紙だと分かってしまうようではダメ。「見えない美術」がテレビ局の美術部の大事な仕事だったりします。ドラマには、こんな「こだわりの仕事」がたくさん詰まっています。
(関西テレビ放送 美術部)