“もったいない魚”をおいしいラーメンに! 大阪湾の未利用魚3種でだしを取ったカップ麺がお目見え 大阪・吉村知事も「めちゃくちゃおいしい」と笑顔 2022年10月17日
食品ロスの解消に向けて、“食用として流通していない魚”でだしを取ったカップ麺が登場しました。
11月17日、大阪に本社があるエースコックと大阪府が共同で開いた発表会。17日から販売されるのは、食用として流通していない「未利用魚」からだしを取ったカップ麺「なにわの潮ラーメン」です。
「未利用魚」とは、サイズの不ぞろいなどの理由で、食用として流通していない魚のこと。今回は、サイズが大きすぎるハモ、小骨が多く需要が低いコノシロ(コハダの成魚)、まとまって取れず流通させにくいシログチの3種類が使われています。
試食した大阪府の吉村洋文知事は…
【大阪府 吉村知事】
「めちゃくちゃおいしいです。魚のだしがすごく効いてます。魚のだしが好きな方にはもってこいのラーメンだと思います。子供も大好きです、カップ麺」
【エースコック担当者】
「後ほどお送りしておきます」
【大阪府 吉村知事】
「よろしくお願いします。これオープンで言ってますから、後で文句言われないように」
世界的にも、魚の総水揚げ量のうち約3割が廃棄されているとされ、食品ロスの一因となっています。
【エースコック 村岡寛社長】
「大阪産(もん)のおいしさを味わっていただきながらも、食品ロス削減にも手軽に参加できる商品」
エースコックは、持続可能な社会を目指す2025年の大阪・関西万博に向けて、今後も食品ロス解消につながるカップ麺を開発する方針です。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年10月17日放送)