9月12日、旅行代理店・JTB大阪なんば店では、午前中から旅行予約の対応に追われています。
【JTB担当者】
「大阪いらっしゃいキャンペーンの申請にあたって…」
その理由が、9月12日から再開した「大阪いらっしゃいキャンペーン」。宿泊や旅行の代金が1人1泊あたり最大で5000円割引となるほか、飲食店などで使える最大2000円分のクーポンが付きます。
対象は近畿2府4県に住む人が大阪に来る場合の2連泊までで、ワクチンを3回接種するか、陰性証明が必要です。キャンペーンは7月に一時停止しましたが、新型コロナの感染の急拡大期を脱したとして、9月12日に再開されました。
【JTB広報 牧野文香さん】
「『大阪いらっしゃいキャンペーン』が再開されたことによって、近畿の近隣県の2府4県の県民割も大阪の方が利用できるようになったので、関西圏内全体でご旅行の申し込み・問い合わせが増加していると感じています」
一方、大阪・浪速区のホテル「OMO7大阪 by 星野リゾート」でも、予約者が急増しています。
【OMO7大阪 by 星野リゾート 中村友樹 総支配人】
「キャンペーンの予約が始まってから、予約の数が(開始前と比べて)3倍に増えて、好調に推移しています」
キャンペーン開始に合わせて、大阪の魅力を再発見してほしいと地元の産品を詰め込んだ、3000円相当のお土産セット付の「なにわええとこ、ええもん満喫プラン」を用意しました。
【OMO7大阪 by 星野リゾート 中村友樹 総支配人】
「(Q:お得ですね?)そうですね、ものすごくお得です。大阪の方はもちろん、近県の方も楽しんでいただけるような滞在をご提供できればと思っています」
午後3時になると、宿泊客が続々と訪れました。
【大阪在住(70代)】
「すごい助かります。こちらに泊まりたいと思ってたけど、キャンペーンがあったから思い切って来ました」
【奈良在住(60代)】
「(キャンペーンを使った宿泊は)ここ以外にも。来週・再来週もかな、せっかくのチャンスなので」
一方、大阪・ミナミに開設されたのは、最新のデジタル技術を使って観光名所などを案内する「Pivot BASE(ピボットベース)」です。
【記者リポート】
「こちらの『ARグラス』をかけると…目の前に街歩き映像などが浮かび上がります」
気になった場所は、専用のスマホを使って情報をストックすることができます。ほかにも…
【JTBエリアソリューション事業部 仙田吉範さん】
「こちらがSNS収集サイネージになります。今は昼間なので『#大阪グルメ』とか『#大阪トリップ』に絞って掲出しています」
大きな画面に映し出される、グルメや観光地の写真。タッチすると拡大されて、詳しい情報を見ることができます。外国人観光客も興味津々です。
【外国人観光客】
「すごい!とてもいいと思う。とても役立った」
――Q:ガイドブックと人に聞くのとこれでは、どれが簡単?
「これ!」
キャンペーン再開と新たな観光案内拠点。観光地大阪の復活へ、大きな後押しとなるのでしょうか。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年9月12日放送)