7月10日投開票の参議院議員選挙。
自民王国と言われる和歌山選挙区では、強力な地盤を築く現職に新人4人が挑みます。
平成以降、最多となる5人の立候補。
この戦いに勝つのは果たして誰なのか・・・。
■和歌山が活力を取り戻すことで日本の地方が変わる・・・自民党・鶴保庸介候補
5回目の当選を目指す自民党の現職・鶴保庸介(つるほようすけ) (55)候補。
【現職・自民・鶴保候補】
「選挙で結果を出すだけでなく、政治家として大きな結果を出したい」
公示日には同じ和歌山選出の世耕弘成参議院幹事長の姿がありました。
【自民党・世耕弘成参議院幹事長】
「和歌山は、圧倒的に鶴保庸介を支持しているんだというパワーを見せつけて頂きたい。和歌山にとって重要な選挙でありますが、日本にとっても非常に重要な選挙です」
さらに、和歌山県の仁坂知事も応援に駆けつけました。
鶴保候補は、集まった大勢の聴衆に”元・沖縄北方担当大臣としての実績”や”地方創生”について、アピールをしました。
【現職・自民・鶴保候補】
「和歌山北インターはフル化します。和歌山の京奈和自動車道は延伸します。和歌山が活力を取り戻すことで日本の地方が変わる。そして日本全体が元気になる」
選挙について、鶴保候補は決意を述べました。
【現職・自民・鶴保候補】
「どんな困難があっても闘っていこうと思ってもらえるような選挙にしたい」
■年金カットにストップし、社会保障を充実させ、さらに消費税は5%に引き下げたい・・・共産党・前久候補
街宣車で県内を縦横無尽に駆け回るのは共産党の新人・前久(まえひさし)候補(66)です。
【新人・共産党・前候補】
「日本が戦争する方向に行くことは、絶対止めないといけない。平和を守るために全力をあげて頑張りたい」
主要野党で唯一、候補を立てているのは共産党だけです。
【支援者】
「頑張って!いつも応援してる」
【新人・共産党・前候補】
「ありがとうございます」
【支援者】
「前さん、お久しぶり!この間会ったね」
【新人・共産党・前候補】
「ありがとうございます」
地元住民とコミュニケーションをとりながら、憲法9条をいかした平和外交や社会保障の充実、減税などを訴えます。
【新人・共産党・前候補】
「平和を前に進め、国民生活を守り抜いていくのか。このことが問われる大変重要な選挙戦です。年金カットにストップをかけ、社会保障を充実させる。さらに消費税は5%に引き下げたい」
自民王国と呼ばれる和歌山で、立ちはだかる鶴保候補という大きな壁を打ち破れるかが、注目されます。
【新人・共産党・前候補】
「鶴保さんはベテランだし我々から見ても大きな存在。全力でぶつかりたい」
■NHK党、諸派からも
また、NHK党からは新人の遠西愛美(とおにしまなみ)(37)候補が、出ています。
【新人・NHK党・遠西候補】
「年金受給者の受信料無料化という新しい公約を掲げて参ります。参議院選挙に勝って、NHKをぶっ壊す」
他には、諸派の新人で、谷口尚大(たにぐちたかひろ)(42)候補、加藤充也(かとうあつや)(57)候補ら2人も出ています。
平成以降、最多の5人が立候補し、1議席をめぐる戦い。
自民王国とうたわれる和歌山選挙区で、現職に挑む新人4人。
投開票日は7月10日です。
(2022年7月7日放送)