秋が深まり、そろそろ紅葉を見に行こうかとお考えの方、多いのではないでしょうか。
大阪市内では、まだまだの様子でしたが、兵庫県の六甲山で、豊かな色づきの紅葉を発見です。
■大阪市内は色づきまだまだ
【記者リポート】
「すごく天気がいいので、会社を抜けだして、秋を探しに来ています。ですが紅葉は身ごろ…とまではいかないですね」
紅葉を探して、大阪市内の公園を歩いてみましたが、まだまだな様子。
この週末、行きたくなる紅葉スポットを街の人に聞きました。
【街の人は…】
「葛城山とかも結構きれいですかね?」
「箕面はきれいですよね関西だったら。毎年行ってましたね」
■箕面公園では色づき始め
大阪市内から車を走らせ約30分。
関西屈指の紅葉スポット箕面公園に向かうと…
【記者リポート】
「ちょっと日があたる場所に行くと、赤く色づいている葉もあります」
「青空と赤い葉のコントラスがいいですよね。ただ、もうちょっと真っ赤な紅葉が見たいですね」
箕面公園は、グラデーションが美しいものの、ちょっと早かった様子。
色づいたもみじを探すべく、さらに上へと歩みを進めますが…
【記者リポート】
「真っ赤になっていくのかなと思ったんですけども、緑が濃いような感じがしますね。これはちょっと不安になってきました」
困った取材班が助けを求めたのは、自称「紅葉博士」、気象予報士の片平敦さんです。
【気象予報士・片平敦さん】
――Q:箕面公園が色づき始めてはいるんですけど、まだ見ごろとまではいかないんですね
「まだちょっと緑色ですね。紅葉は、朝の気温が8度を下回るようになってくると、色づきがその後しばらくすると進んでいくというぐらいなんですよね。今色づいているのは、京阪神界隈だと、六甲の山頂ぐらい。兵庫県」
■六甲山へ向かうと…色づく紅葉が!
というわけで、大阪府の箕面の滝から兵庫県の六甲山へ向かいました。
山頂の六甲高山植物園に入ると、赤く色づいている紅葉が。
【六甲高山植物園・糟谷絹衣さん】
「ここは標高が865メートルありますので、神戸の街中よりも気温が5度ぐらい低くて紅葉の色づきも1カ月ぐらいは早いです」
植物園では、モミジだけでなくツツジ、カラマツなどのいろんな木が次々と色づき始めているのです。
しかも「赤」だけでなく…
【六甲高山植物園・糟谷絹衣さん】
「真っ黄色になってるんですけど、これはクスノキ科の樹木でカナクギノキで黄色の黄葉が綺麗な樹木です」
糟谷さんのイチオシは「黄色の黄葉」です。
【六甲高山植物園・糟谷絹衣さん】
「これはシロモジといいます。シロモジの黄色の黄葉は今が一番きれいでして」
――Q:紅葉がこんなカラフルだとは知らなかったです
「そうですね、色づきがどんどん変わっていく途中なので緑から黄色、オレンジ、赤というグラデーションで見ていただけるのでそれも楽しみの1つかなと思います」
(カンテレ「報道ランナー」2021年11月5日放送)