お祭りムードに包まれる連休の大阪・ミナミ。
「大阪・関西万博」の開幕まで18日で1000日前。
■機運を高めるイベントが各地で開催
万博へのムードを盛り上げようと様々なイベントが開かれました。
「1000日前」にちなんで、”千日前”で傘を持って練り歩くパレードも…
「笑顔は世界共通のコミュニケーション」ということで、傘には世界の紛争地などで撮影された子供たちの笑顔がプリントされています。
【MERRY PROJECT 水谷孝次 代表】
「大阪は笑顔の町なんでもっと笑顔を広げて万博につなげようといろんな意味で街中が万博会場であって、もう始まってるよって、1000日からいよいよ万博始まるよって。笑顔のお祭りがずっと続いていくことを考えているんで、どんどんバンバンやっていこうかなと思います」
イベントには飲食店も参加。
あつあつのお好み焼きやたこ焼きで万博開催に「熱」を入れていきます。
【日本コナモン協会 熊谷真菜 会長】
「(万博は)3年後ですね、まだ実感のない方も多いんですけど。いま世界の人が日本の食文化を注目してくれています。そのなかで大阪が誇る粉もん文化とか、それをたくさんの方に知っていただきたいという思いでみなさん気合入っている」
■パビリオンの内容 続々と明らかに
55年ぶりに大阪での開催となる大阪・関西万博。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、続々と、その内容が明らかになりつつあります。
先週には、完成すれば「世界最大級の木造建築物」となる会場のシンボル「大屋根(おおやね)」の完成予想図が発表されました。
さらに大阪府と市が出展するパビリオンでは、生まれ変わりを意味する「REBORN(リボーン)」をテーマに、「ミライの医療」を体験できる展示や大阪の食文化の発信やバーチャル環境とつなげたイベントスペースなどが計画されているとのこと。
そして、18日新たなパビリオンを発表したのはパナソニックです。
シャボン玉が集まったように見える外観は、「循環」をイメージ。
「内面世界の冒険」をテーマに、複数の体験ゾーンが設けられ、子どもの自己肯定感が高まるような空間づくりを目指すということです。
【パナソニック万博担当参与 小川理子さん】
「キャッチコピーは、解き放て心と体と自分と世界(中略)楽しくワクワクする体験を通じて未来への希望を抱いてほしいと思います。」
1970年の大阪万博で大きな話題を呼んだのが、超音波で発生させた泡で、自動で身体を洗ってくれるという「人間洗濯機」人々が最先端の技術に心を躍らせたあの日からおよそ50年…
■万博で活躍期待の「空飛ぶクルマ」の進捗は・・・
2025年の万博で注目される最新技術が「空飛ぶクルマ」です。
万博まで1000日となった18日、実際にテスト飛行するイベントが関西で初めて行われました。
高度30メートルまで上昇したあと、最高時速36キロで約5分間フライト。無事に着地すると、拍手が巻き起こりました。
万博ではもちろん、今後新たな乗り物としての活用が期待されます。
【兵庫県・梶本修子企画部長】
「少し前までは夢物語だと思っていた方も多かったと思うけど、実際飛んでるのを見ると、いよいよ空飛ぶクルマという次世代のモビリティ(乗り物)が具体化することが近づいてきたんだなと実感として感じる」
■街の人の期待度は・・・
【兵庫から】「楽しそうだなと思って、始まったら行きたいかなって」
【愛知から】「大阪の太陽の…(1970年の万博の)やつで小さい時あんま記憶ないけど連れて行ってもらったことがあるから。やっぱりちょっといいなっておもうけど」
【大阪から】「(どこでやるか…)吹田じゃないんですか?」
――Q:それ万博公園で前回の万博では?
「若い人は関心ないんじゃないですかね」
【東京から】「万博に参加したことがないので、愛知でやっていたときも若かったので行けなかったので。大人になってある程度自由がきくタイミングなのでちょっと行ってみたいかなっていう気持ちです」
【福井から】
――Q:どんな最新技術をみたい?
「野菜を美味しくする技術とか欲しいですね」
「野菜嫌いでどうしても食べられないので、なんとかしたいみたいなのでその辺の技術お願いします」
【埼玉から】
「はっきりした目玉があればすごい記憶に残るんじゃないですかね大阪万博も」
「大阪のキャラクターあんまり可愛くないよね、なんかキモイ感じでしょ?あれぬいぐるみ買ってって孫に言われたらどうしようみたいな」
18日夜には万博公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決まったことが発表されました。
大阪・関西万博まであと1000日です。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年7月18日放送)