食糧問題の解決策として今、注目される「あの食材」が、徳島県の高校で全国で初めて学校給食に登場しました。
生徒たちがおそるおそる食べているかぼちゃコロッケ。そのなかに練り込まれているのが‥食用のコオロギです。
徳島県小松島市の高校では、全国で初めて食用コオロギを使用した学校給食が提供されました。
コオロギは、極めて少量の水やエサで飼育でき、タンパク質や亜鉛、食物繊維など人間に必要な栄養素を豊富に含んでいることから、食糧問題の解決策として期待されています。
コオロギ食を研究する徳島発のベンチャー企業と高校がコラボし、生徒の発案からコオロギパウダーが、かぼちゃコロッケに練り込まれました。
【生徒】
「あんまようわからん。普通の…かぼちゃコロッケ」
【生徒】
「ちょっと苦手だったんですけども食べてイメージ変わりました」
【生徒】
「エビみたいな感じ」
コオロギは「陸のエビ」とも言われているようで、香ばしい風味もの魅力ひとつ。
給食に取り入れた学校は…
【小松島西高等学校・多田加奈子家庭科長】
「給食でたくさんの生徒に一度に試食をしてもらえる。おいしいと感じてもらえるっていうのは、未来にむけての一歩前進かなと思う」