13日夜、福島県・宮城県で最大震度6強の地震がありました。
10年前の東日本大震災を想起させるものでした。
今は地震の備えだけでなく、”新型コロナウイルス”の感染拡大に対応する備えも必要です。
コロナ状況下での『避難』について考えました。
■コロナ状況下の避難 ”外に出ない”選択も…
コロナ下での避難の大前提は「分散避難」です。
災害のおそれがあるときに、避難所に密集すると、感染が広がるリスクがありますので、「避難所」以外にも「親戚」「在宅避難」などに分散して避難することが大切です。
避難の際に必要なものについて、内閣府のガイドラインにまとめられています。
●外に出ない『在宅避難』の場合は、「ローリングストック」などの備蓄が必要です。
(※ローリングストック…備蓄しておいて、期限が近付いたら食べて、新たに買い足すことを繰り返す方法)
●『避難所』へ行く場合は、“3種の神器”とも呼ばれる
「マスク」・「消毒用アルコール」・「体温計」を用意することが推奨されています。
■自治体によって異なる避難所の”感染対策” いざという時のために
コロナ状況下では、「自宅療養者、濃厚接触者も避難する」ことを当たり前のこととして考えるよう専門家の高岡誠子研究員(人と防災未来センター)は話しています。
こうした中で、関西のいくつかの自治体に『避難所の感染対策』について取材しました。
自宅療養者に関しては、公民館などの「専用避難所」を設置している自治体が多いようです。
また、濃厚接触者に関しては、同じ学校内で別の教室を用意するなど「避難所内に別室」を設置するなどの対策を想定していました。
しかし、全ての自治体がこれらを設置する予定ではなく、対応は自治体によって異なります。
災害が起きた際に、自治体から「ここへ避難を」という指示は出ません。いざという時には、自らで考える必要があります。
現状、自治体によって対応に差があるため、自分自身が住む地域ではどういった体制がとられているのか、事前に確認しておく必要があります。
(カンテレ「報道ランナー」2/15放送)