大阪と愛知、三重などを繋ぐ近鉄の団体専用列車「楽」が30年ぶりにリニューアル。
21日からの運行を前に、報道陣にお披露目されました。
【写真を撮った人は…】
「すごいカッコいいね。パッと見たら、『ひのとり』や思ったら違うのね。『楽』やねんな。プリントがかわいいんちゃう、なんか星のマークとかあるのが」
多くの人の熱い視線を集めたのは、大阪や愛知、三重などを走る団体専用列車「楽」です。
30年前の運行開始以降、初めてのリニューアル。
車体は漆のような伝統色に塗り替えられ、車内は和柄を用いた椅子や天然の木のテーブルで明るくなっています。
さらに…
【記者リポート】
「靴を脱いでリラックスできるスペースもあるんです。思わず、みんなでカードゲームをしたくなるような空間ですね」
裸足でくつろげる部屋が設けられたほか、景色がよく見えるスペースも作られました。
もちろん、新型コロナ対策の抗ウイルス加工も忘れていません。
近鉄の鉄道事業は、4月から6月は利用客が減り、100億円あまりの赤字。(前年比約198億円減)
団体専用列車は一度も稼働しておらず、担当者はこの列車に並々ならぬ期待を寄せています。
【近鉄 技術管理部 福田尚弘課長】
「ウィズコロナの状況であっても、車内の空気をしっかり換気してるというところもありますし、車両の定員の半分以下に(客数を)抑えたり、出来る限りの対応をしておりますので、少しでも楽しんでご利用いただければ」
近鉄は21日に個人向けの試乗会を行いますが、チケットは販売した日に売り切れたということです。