様々なスポーツの再開が発表される中、19日金曜日、いよいよプロ野球が開幕します!!
【尼崎中央三丁目商店街寺井利一理事長】
「マジック120を点灯します!阪神優勝するぞ~!」
尼崎市の商店街では16日、早くも阪神タイガースの優勝マジックが点灯しました。
【阪神ファン】
「すごく待ち遠しかったので楽しみ」
「せっせと通うつもりだったんですけど、残念ながら無観客」
感染拡大を防ぐため、開催は無観客で。スタジアムに行けるのはもう少し先になりそうです。
だからこそ!
新たなサービスやグッズが続々登場!!オウチで最高に盛り上がる、新時代のスポーツ観戦に迫ります!!
【薄田キャスター】
「自宅でスポーツ観戦を充実させるための商品、一体どんなものがあるんでしょうか?」
オウチ観戦にまず欠かせないのがテレビ。
ビックカメラなんば店で売れ筋を尋ねてみると…
【ビックカメラなんば店 寺澤直矢副店長】
「これは55インチの液晶テレビ。一昔前まではこのサイズはなかなか家に置くことを考えなかったが、見てもらったら分かるように、お値段がだいぶこなれてきまして…」
【薄田キャスター】
「え、税込みで12万切るんですか!?」
実は今年はテレビがお買い得。
液晶テレビは年々安くなっていて、平均価格が4~5年前のおよそ半額になっている上、東京オリンピックでの需要を見越して、各メーカーが大量に生産していたそうで、さらにお値打ちになっているんです。
そして迫力のある音も重要です!
【薄田キャスター】
「おお!一瞬で映画館に入ったみたいに良質な音声が流れてます。すごいきれいに聞こえてるんですけど…聞こえます?」
今人気なのが首にかけて使うネックスピーカー。
音が耳に真っすぐ届くように設計されていて、臨場感のある音を、周りの音を遮ることなく自分だけで楽しめます。
【ビックカメラなんば店 寺澤直矢副店長】
「テレビ、音、スポーツを視聴する環境が整ったら、お酒!おいしい酒を楽しむ環境も大事かと」
こちらは缶ビールや瓶ビールをセットして使うビールサーバー。
保冷剤も内蔵されていて、キンキンに冷えた泡のきめ細かいビールが楽しめます。
でもオウチ観戦の必需品はこれだけではありません!
阪神タイガースのグッズショップを訪ねてみると…
【阪神タイガース 事業本部 営業部 河内英人課長】
「甲子園球場の観戦で一番大きいのがジェット風船飛ばし。それができないので我々としてそれに代わる何か、タイガースファンに喜んでもらえるものがないかなと思って、新しく作ったのがこちらなんですけど」
せめて気分だけでも味わってもらいたいと、登場したのがジェット風船柄のタオルです!
また、来週から発売される今年の公式グッズも自宅で使うことを意識したものが多数ラインナップされています。
さらに!
【薄田キャスター】
「自宅でスポーツ観戦を楽しむためのグッズが色々出てきていますが、なんと球場ならではのグルメも自宅で味わえちゃうんです。ジャンボですね。お肉がすごくジューシー」
こちらは、お取り寄せできる甲子園満喫セット!
球場で買うと1本400円の焼き鳥が10本と、1食600円のカレーが2箱。さらに新発売のチーズケーキに、球場でのビール販売に使われるプラスチックカップまで!甲子園グルメがぎゅっと詰まってお値段は5000円です。
【甲子園球場 飲食・物販担当 永田昂大主任】
「一旦その、儲けというところは度外視しまして、少しでも多くの方にリーズナブルに楽しんでいただくというところで販売してます」
実際に購入したファンは…
【購入した阪神ファン】
「甲子園での試合が7月までないのが残念ですけど、甲子園の試合を見ながら甲子園の焼き鳥を食べたいと思います」
とはいえ、ファンはやっぱり直接声援を送りたいですよね。
そこで!
【薄田キャスター】
「これからオンラインでオリックスファンの声援を収録するようです。球場に行けない分、このオンラインで気持ちを込めて声援を送ります」
オリックス・バファローズが実施しているのは、ファンの声援をオンラインで収録しておき、それを公式戦のときに大型ビジョンに映し出そうという企画。
この日は150人のファンが参加しました。
【薄田キャスター】
「自分の声を届けられるとあって思い思いに声援を送られてるのが印象的ですね」
また、応援グッズを購入すると、チームや選手へのメッセージが書かれた横断幕を球場内に設置してもえるというサービスも行われています。
【オリックス・バファローズ 事業企画部 イベント・運営グループ長 水田真さん】
「開幕を待ち望んでいるなとすごく感じました。今後もこのような状況が続く限り、続けていきたい」
そんな中先週末、サッカーのJリーグの練習試合では画期的な実験が行われました!
スタジアムにはサポーターの歓声が響ていますが…客席は無人。
実は、スマートフォンの専用アプリとスタジアムのスピーカーが連動していて、世界中どこにいてもほぼリアルタイムで声援が届けられるという新しいサービスなんです!
例えば、拍手ボタンを押すと「パチパチパチ」と拍手の音が。
ゴールを決めると「ナイスゴール」の声が。
考案したのは楽器や音響機器のメーカー、ヤマハの瀬戸さんです。
【ヤマハSoundUDグループ リーダー 瀬戸優樹さん】
「スタジアムの設計などを見ながら音の反響をうまく利用していくと声援自体がスタジアム全体から歓声として鳴り響くという、そんなことを実現できる。自分の声をあらかじめ収録しておいて送ることもできますし、リアルタイムに声を届けるというような機能もいま開発しています」
もともと、病気などでスタジアムに行けない人のために開発されたというこのシステム。
今年秋ごろのお披露目を予定していましたが、この状況の中、急ピッチで開発を進めスケジュールを早めました。
声援を受けた選手は…
【ジュビロ磐田 小川航基選手】
「今回観客はいなかったですけど、ああいう声援があると選手にとっては最後の一歩が出たりとか、最後が走れたりだとかにつながるので本当に素晴らしいシステムだなと思います」
このサービスはどんなスポーツ会場でも応用可能で、世界中から問い合わせが来ているんだそうです。
【ヤマハSoundUDグループ リーダー 瀬戸優樹さん】
「リモートでの応援というものがリアルな応援にとって代わるものではない。リアルにいる観客の方々と遠隔にいる観客の方々とが一体になって応援ができる、そんな新しい応援体験を作っていくことでスポーツ中継の新しい楽しみ方を皆さんと一緒に作っていきたい」