(63年間、お客さんの笑顔と思い出を運んできた「みさき公園」。その長い歴史に幕が下りました)
多くの人々に親しまれた大阪府岬町にある「みさき公園」が23日、63年の歴史に幕を下ろしました。
【スタッフ】
「平熱で~す」
来場者ひとりひとりの検温や消毒を行い、厳戒態勢のなか、最後の日を迎えた「みさき公園」。
動物園と遊園地がある複合レジャー施設として開業以来多くの人に親しまれてきました。
しかし、近年は、来場者数が減少。閉園を余儀なくされました。
【訪れた人】
「この間日曜に来ようと思ったのに臨時休園になってしまって、きょう最後のチャンスでやっと来れて良かった。」
閉園が決まってからも、新型コロナウイルスの影響で、臨時休園と再開を繰り返してきました。
31日は、観覧車など密閉空間のアトラクションやイベントを休止するなど、限定的な営業となりましたが、多くの人たちが、最後の日を楽しんでいました。
【親子3代で訪れた人】
「観覧車とかジェットコースターとか、あの辺は(子どもが)喜んでた。無くなってしまうのが寂しい」
【母親の遺影を持って訪れた人】
「(母親が)もう亡くなったんで、母と一緒にと思って一緒にきました。
灯台でお弁当をおかあさんらとお父さんと食べたのも思い出ですね。すごい寂しいです。」
そして、最後のイルカショーです。
涙を流しながらイルカショーを見る人の姿もありました。
そして…。
【みさき公園 真貝征志郎園長】
「みなさん本当にありがとうございました。最後まで温かいご声援ありがとうございます。本日を持ちまして営業終了となりました。みなさま本当にありがとうございました」
【お客さん】
「楽しかったよ!ありがとう!!」
63年間、お客さんの笑顔と思い出を運んできた「みさき公園」。
その長い歴史に、幕が下りました。